生徒ITパスポートを受験したけど、自己採点で600点以上あったのに不合格だった・・・
なんで落ちたのか理由が分からなくて納得いかない!
もしかして自分は無能なの?もう一度受けても受かる気がしないよ。
ITパスポート試験で「合計点は合格ラインを超えているのに不合格になった」というケースは、実は少なくありません。
不合格の理由が分からないまま再受験をしても、同じ落とし穴にはまってしまい、時間と受験料を無駄にしてしまう可能性が高いです。
この記事では、ITパスポートで600点以上でも不合格になる「足切り」の仕組みと、次こそ確実に合格するための対策について解説していきます。
合格基準の真実を知り、効率的に勉強すれば、次は必ず合格証書を手にすることができるでしょう。



600点以上取れているなら、能力不足ではありません。単に試験の「独自のルール」を知らなかっただけです。
合格の条件を正しく理解して、次回の試験で確実にリベンジしましょう!
- ITパスポートで600点以上でも不合格になる「足切り」の仕組み
- 自分の本当の不合格原因(分野別スコア)の見方
- 「合計点は取れるのに受からない人」が陥りやすい勉強の罠
- 次こそ絶対に合格するための具体的な対策とおすすめツール
ITパスポートは600点以上でも不合格になる?合格基準の真実
ITパスポート試験において「600点以上取れたのに不合格だった」というケースは、実は珍しくありません。合格基準の仕組みを正しく理解していないと、ぬか喜びしてしまう可能性があります。
- 結論:総合評価点600点以上でも「分野別評価点」が足りないと不合格
- 3つの分野すべてで30%(300点)以上のスコアが必要
- 合計700点以上取れていても1分野が0点なら落ちる
- ITパスポート試験の結果・合否はいつわかる?試験終了直後の判定
ここでは、意外と知られていない合格基準の真実について、これら4点を詳しく解説します。
結論:総合評価点600点以上でも「分野別評価点」が足りないと不合格
ITパスポートは、総合評価点が600点以上あっても「分野別評価点」が基準に達していなければ不合格になります。
合格するためには、以下の2つの条件を同時に満たさなければなりません。
| 評価項目 | 合格基準 |
|---|---|
| 総合評価点 | 600点以上(1,000点満点中) |
| 分野別評価点 | 3分野すべてが300点以上(1,000点満点中) |
「全体で6割取れていれば合格」という認識は誤りであり、この「足切り」のルールを知らずに受験する人が多いため注意が必要です。
すべての条件を満たして初めて合格となるため、総合点だけで安心はできません。
3つの分野すべてで30%(300点)以上のスコアが必要
ITパスポートで600点以上でも不合格になるのを防ぐには、前述のとおり3つの分野すべてで30%(300点)以上のスコアが必要です。
試験科目は大きく以下の3分野に分かれており、それぞれで基準点をクリアする必要があります。
- ストラテジ系(経営全般)
- マネジメント系(IT管理)
- テクノロジ系(IT技術)
それぞれの分野で1,000点満点中300点以上を獲得することが合格の絶対条件となっており、総合点がどれだけ高くても、1つでも300点を下回る分野があれば不合格となります。
苦手分野を作らないことが、この試験を突破する最大のカギです。



総合点が600点を超えていれば、合格じゃないんですか?



全分野で3割以上取らないと不合格になるので注意が必要ですよ。
合計700点以上取れていても1分野が0点なら落ちる
ITパスポートで600点以上でも不合格になる極端な例として、合計700点以上取れていても1分野が0点なら合格できません。
たとえば、ストラテジ系とマネジメント系で満点近くを取り総合点が700点を超えていたとしても、テクノロジ系が290点以下であれば不合格です。
特定の苦手分野を「捨てて」他で稼ぐという戦略はITパスポートにおいては通用しないため、全分野をバランスよく学習することが求められます。
高得点での不合格は精神的ダメージも大きいため、事前の対策が不可欠です。
ITパスポート試験の結果・合否はいつわかる?試験終了直後の判定
ITパスポートで600点以上取れて合格したかどうかは、試験終了直後の画面ですぐにわかります。
試験終了のボタンを押すと、その場で総合評価点と分野別評価点がPC画面に表示されます。この時点で総合点が600点以上あり、かつ全分野が300点以上であれば合格です。
正式な合格発表は後日ですが、この速報値が覆ることは基本的になく、その場で事実上の合否判定が可能です。結果をすぐに知ることができるため、再受験の判断もしやすい試験といえます。
なぜITパスポートで「600点ギリギリ」「点数が合わない」現象が起きるのか?
ITパスポート試験直後のスコアを見て「自己採点と違う」「計算が合わない」と戸惑う受験者は少なくありません。これにはITパスポート独自の複雑な採点システムが関係しています。
- ITパスポート独自の採点方式「IRT(項目応答理論)」の仕組み
- 正解数(素点)と成績(評価点)が一致しない理由
- 採点対象外の「難問(パイロット問題)」が8問含まれている
- 評価点は偏差値のような算出方法で決まるため自己採点は不可能
ここでは、点数に関する疑問を解消するために、IRT(項目応答理論)の仕組みや素点と評価点の違い、採点対象外問題の存在など、以下の4つの仕組みを解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
ITパスポート独自の採点方式「IRT(項目応答理論)」の仕組み
ITパスポートで600点ギリギリなどの現象が起きるのは、IRT(項目応答理論)という独自の採点方式を採用しているからです。
IRT(項目応答理論)は、問題の難易度や他の受験者の回答状況に基づいて点数を算出する統計学的な手法です。単に1問何点と決まっているわけではなく、問題ごとの難易度設定や重み付けが異なるため、同じ問数を正解しても受験者によって最終的なスコアが変わるのが特徴です。



自己採点と実際の点数が違う気がするんですが…。



独自の計算式があるため、正解数と実際のスコアは一致しないんです。
正解数(素点)と成績(評価点)が一致しない理由
ITパスポートの点数が読めないのは、正解数(素点)と成績(評価点)が一致しないからです。
一般的な試験のように「100問中60問正解なら600点」という単純な計算にはなりません。簡単な問題を間違えれば大きく減点され、難しい問題を正解してもあまり加点されないといった調整が行われるため、正答率が6割でも評価点は600点に届かないケースがあります。
採点対象外の「難問(パイロット問題)」が8問含まれている
ITパスポートで知っておくべきこととして、採点対象外の「難問(パイロット問題)」が8問含まれている点が挙げられます。
出題される全100問のうち、実際に採点されるのは92問だけで、残りの8問は今後の試験作成のためにデータを取るための「評価対象外問題」です。
試験中にどの問題が対象外かは判別できませんが、この難問が解けなくても合否には一切影響しません。
評価点は偏差値のような算出方法で決まるため自己採点は不可能
ITパスポートの評価点は偏差値のような算出方法で決まるため、自己採点は不可能です。配点が公表されておらず、どの問題が採点対象かも不明なため、受験者が自分で正確な点数を出すことはできません。
試験終了後に表示されるスコアレポートだけが唯一の正確な結果であり、自己感覚と実際の点数にズレが生じるのはこの複雑な仕組みのためです。
【ITパスポート合否シミュレーション】合格・不合格になる点数パターン例
ITパスポート試験で「600点以上取れたはずなのに不合格かもしれない」と不安な人に向けて、具体的な点数パターンを用いて合否の仕組みをシミュレーションします。
- パターン①総合600点・分野別すべて300点以上(合格)
- パターン②総合750点・マネジメントのみ290点(不合格)
- パターン③総合595点・分野別すべて500点(不合格)
- パターン④総合600点ちょうど・分野別ギリギリ300点(合格)
ここでは、合格基準を満たしているケースと、残念ながら不合格となってしまうケースを以下の4つのパターンで解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
パターン①総合600点・分野別すべて300点以上(合格)
ITパスポートの合否シミュレーション1つ目は、総合600点・分野別すべて300点以上の合格パターンです。
これは合格基準をすべて満たしているため、文句なしの合格となります。
| 評価項目 | 点数例 | 判定 |
|---|---|---|
| 総合評価点 | 650点 | クリア |
| 分野別評価点 | ストラテジ:350点 マネジメント:400点 テクノロジ:350点 | すべてクリア |
このように、総合点が合格ラインを超えており、かつ3つの分野すべてで足切りライン(300点)を上回っていれば、不合格になることはありません。最も安心できる結果といえます。
パターン②総合750点・マネジメントのみ290点(不合格)
ITパスポートの合否シミュレーションとして、総合750点でもマネジメントのみ290点で不合格になるパターンもあります。
総合評価点が高得点であっても、1分野でも基準に届かない場合は不合格となります。
| 評価項目 | 点数例 | 判定 |
|---|---|---|
| 総合評価点 | 750点 | クリア |
| 分野別評価点 | ストラテジ:600点 マネジメント:290点 テクノロジ:700点 | 不合格 |
「全体では7割以上取れているのに落ちた」というケースの多くがこのパターンです。特定の分野を苦手のまま放置することのリスクがよくわかります。



合計点が高くても、1分野の失敗で不合格になる怖いパターンですね。
パターン③総合595点・分野別すべて500点(不合格)
ITパスポートの合否シミュレーションの3つ目は、総合595点で分野別はすべて500点でも不合格になるパターンです。
分野別の足切りラインは余裕でクリアしていても、総合評価点が600点に1点でも足りなければ合格できません。
| 評価項目 | 点数例 | 判定 |
|---|---|---|
| 総合評価点 | 595点 | 不合格 |
| 分野別評価点 | ストラテジ:500点 マネジメント:500点 テクノロジ:500点 | すべてクリア |
IRT方式の採点では、簡単な問題を落とすと点数が伸び悩む傾向があります。バランスよく正解していても、全体の正答率がわずかに足りないと涙を飲む結果になります。
パターン④総合600点ちょうど・分野別ギリギリ300点(合格)
ITパスポートの合否シミュレーションの最後は、総合600点ちょうど・分野別ギリギリ300点の合格パターンです。
すべての条件を最低ラインで満たしているため、この場合も合格となります。
| 評価項目 | 点数例 | 判定 |
|---|---|---|
| 総合評価点 | 600点 | クリア |
| 分野別評価点 | ストラテジ:300点 マネジメント:300点 テクノロジ:300点 | すべてクリア |
まさに「首の皮一枚」でつながった状態ですが、合格証書に点数は記載されず、合格の価値は満点の人と同じです。最後まで諦めずに粘る姿勢が、こうした結果を引き寄せます。
ITパスポート試験終了後の合否確認と正式発表の流れ
ITパスポート試験を受験した後は、正式な合格発表や証書の受け取りまで一定の期間が空きます。試験直後の結果表示だけで終わらせず、その後のスケジュールや確認手順を把握しておくことが大切です。
ここでは、試験後の具体的な流れについて、以下のポイントを解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
試験終了後に画面表示されるスコアレポートの見方
ITパスポート試験終了後の合否確認の流れとして、まずは画面表示されるスコアレポートの見方を知りましょう。
試験終了ボタンを押すと、PC画面上に「総合評価点」と「分野別評価点」が即座に表示されます。このスコアレポートが事実上の合否結果となりますが、あくまで「速報値」という扱いです。
この画面は一度閉じると再表示できないため、メモを取るか、試験官の指示に従って退出する必要があります。



この画面は一度しか出ません。必ずメモを取ってから帰りましょうね。
正式な合格発表はいつ?試験日の翌月中旬にサイトで公開
ITパスポートの正式な合格発表は、受験した月の翌月中旬(14日〜17日頃)にIPA(情報処理推進機構)の公式サイトで行われるのが通例です。
試験当日のスコアで600点以上かつ分野別300点以上を取れていれば、ほぼ間違いなく合格者の受験番号リストに掲載されます。
勤務先への報告などで正式な認定日が必要な場合は、この発表日を基準にしましょう。
合格証書はいつ届く?発送時期と受け取り確認の手順
ITパスポート試験終了後の流れの最後は、合格証書の発送時期と受け取り確認の手順です。合格証書は、合格発表から約1ヶ月後(受験月の翌々月中旬頃)に、簡易書留で発送されます。
万が一届かない場合や、事前に成績証明書が必要な場合は、マイページから確認や手続きを行うことが可能です。具体的な確認手順を以降で紹介します。
手順①IPA公式サイトのマイページへログインする
ITパスポートの合否確認や発送状況の確認手順の1つ目は、IPA公式サイトのマイページへログインすることです。
受験申し込み時に使用した利用者IDとパスワードを入力してログインします。住所変更がある場合は、合格発表前であればマイページから修正できるため、引っ越しなどを予定している人は早めに情報を更新しておきましょう。
手順②受験結果一覧から詳細な成績レポートを確認する
2つ目として、受験結果一覧から詳細な成績レポートを確認します。マイページ内のメニューにある「受験結果一覧」を選択すると、過去の受験履歴とともに詳細なスコアが表示される仕組みです。
ここでの表示内容は試験当日の画面と同じものですが、合格発表後には正式な「合格」の文字が記載されます。証書が届く前の証明として活用する場合は、この画面を確認してください。
ITパスポートに落ちたら恥ずかしい?再受験に向けた心構え
ITパスポートの不合格通知を見て「自分はダメだ」「恥ずかしい」と落ち込む必要は全くありません。ITパスポートは国家試験であり、適切な対策なしでは受からない難易度になっています。
- 合格率50%前後の国家試験なので落ちても恥ずかしくない
- 再受験を含めて13万人以上が不合格になっている現実
- 就職や転職活動において不合格がマイナス評価になることはない
- 不合格でも再受験はすぐにできる?最短申込のルールと費用
再受験に向けて前向きになるための心構えとして、以下の4つの事実を知っておきましょう。
ひとつずつ解説します。
合格率50%前後の国家試験なので落ちても恥ずかしくない
ITパスポートに落ちても恥ずかしくない最大の理由は、合格率が50%前後で推移している立派な国家試験だからです。
「誰でも受かる」というのは昔の話であり、現在は受験者の約2人に1人が不合格になっています。油断すれば誰でも落ちる試験であるため、一度の失敗で自信を失う必要はありません。気持ちを切り替えて次に向かいましょう。



試験に落ちてしまいました…。やっぱり恥ずかしいです。



2人に1人が落ちる試験です。恥じる必要は全くありませんよ!
再受験を含めて13万人以上が不合格になっている現実
ITパスポート試験は、年間で13万人以上が不合格になっている現実があります。近年の受験者急増に伴い、不合格者の数も比例して増えています。
自分ひとりだけが取り残されたわけではなく、多くの人が同じ悔しさを味わいながら再挑戦しているのが実情です。
仲間はたくさんいると考えて、気負わずに学習を続けてください。
就職や転職活動において不合格がマイナス評価になることはない
ITパスポートに落ちたとしても、就職や転職活動において不合格の事実がマイナス評価になることはありません。
その理由は、主に以下の2点です。
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 報告義務がない | 合格していない資格を履歴書に書く必要はなく、面接で「落ちました」と伝える義務もありません。 |
| プロセスは評価される | ITスキルを身につけようと試験に挑戦した姿勢自体は、自己研鑽としてポジティブに捉えられます。 |
結果だけに囚われず、挑戦した経験をアピール材料に変えることも可能です。
不合格でも再受験はすぐにできる?最短申込のルールと費用
ITパスポートに落ちてしまっても、再受験はすぐにできるため、気持ちを切り替えて最短申込の準備をしましょう。
他の試験にあるような「次回受験までの待機期間(リテイクポリシー)」は設けられていません。
| 項目 | ルール・詳細 |
|---|---|
| 再受験のルール | 空席さえあれば、翌日以降の試験でもすぐに予約可能。 |
| 受験手数料 | 7,500円(税込)が再度必要。 |
記憶が鮮明なうちに再チャレンジすることで、合格の可能性をグッと引き上げられます。
ITパスポートに落ちる人の原因と特徴5選
ITパスポート試験に落ちてしまう人には、勉強方法や試験に対する認識において共通したいくつかの特徴があります。
- 合格ラインを「全体で6割」としか認識していない
- 特定の苦手分野(テクノロジ系など)を捨ててしまっている
- 過去問の答えを丸暗記して用語の意味を理解していない
- CBT方式の試験画面操作や時間配分に慣れていない
- 最新のシラバス(出題範囲)に対応していない古い教材を使っている
ここでは、不合格になってしまう主な原因を5つ、具体的に解説します。ひとつずつ見ていきましょう。
原因①合格ラインを「全体で6割」としか認識していない
ITパスポートに落ちる人の原因の1つ目は、合格ラインを「全体で6割」としか認識していないことです。合格するためには、総合点だけでなく、以下の2つの基準を同時に満たす必要があります。
| 評価項目 | 合格基準 |
|---|---|
| 総合評価点 | 600点以上 |
| 分野別評価点 | 3分野すべて300点以上 |
「合計で600点取れればいい」と勘違いして、バランスを欠いた学習をしてしまうと、総合点は足りていても不合格通知を受け取ることになります。
原因②特定の苦手分野(テクノロジ系など)を捨ててしまっている
ITパスポートに落ちる人の原因として、特定の苦手分野(テクノロジ系など)を捨ててしまっている点も挙げられます。
3つの分野すべてで3割以上の得点が必要なため、1つでも基準より低い点数の分野があると即不合格です。特に文系出身者がテクノロジ系(基礎理論やアルゴリズムなど)を避けたり、理系出身者がマネジメント系を軽視したりするケースが目立ちます。
苦手だからといってテクノロジ系を完全に捨ててしまうと、分野別評価点で不合格になるリスクが高まります。どこまで対策し、何を捨てるべきかの戦略を以下の記事で確認しておきましょう。
▶ ITパスポートのプログラミング問題は捨てても平気?合格のための戦略的勉強法
原因③過去問の答えを丸暗記して用語の意味を理解していない
ITパスポートに落ちる人の原因には、過去問の答えを丸暗記して用語の意味を理解していないという特徴もあります。
過去問演習は必須ですが、「この問題の答えはア」と記号や位置で覚えても、本番では通用しません。試験では同じ用語でも問い方を変えて出題されるため、用語の意味や仕組みを正しく理解していないと、少しひねられただけで正解できなくなります。



答えの記号を覚えても意味がありません。内容の理解が大切ですよ。
原因④CBT方式の試験画面操作や時間配分に慣れていない
ITパスポートに落ちる人の原因の4つ目は、CBT方式の試験画面操作や時間配分に慣れていないことです。普段、紙のテキストやノートだけで勉強していると、PC画面上で長文を読んだり計算したりする独特の感覚に戸惑います。
- マウス操作での回答選択
- 画面上の残り時間表示による焦り
これらに不慣れなため、本来の実力を発揮できずに試験を終えてしまう人が少なくありません。
原因⑤最新のシラバス(出題範囲)に対応していない古い教材を使っている
ITパスポートに落ちる人の原因として、最新のシラバス(出題範囲)に対応していない古い教材を使っていることも致命的です。
IT業界は技術の進歩が速く、試験範囲(シラバス)も頻繁に改訂されています。古いテキストを使っていると、近年増えている生成AIやセキュリティ関連の新用語に対応できず、貴重な得点源を落としてしまう結果につながります。
次こそITパスポートに確実に合格するための「落ちない」勉強法と対策
不合格の悔しさをバネに、次こそITパスポートに確実に合格するためには、戦略的なアプローチが欠かせません。「勉強したつもり」を卒業し、結果が出る学習スタイルへ切り替えましょう。
- スコアレポートを見て足切りになった分野を特定する
- ストラテジ・マネジメント・テクノロジのバランス重視で学習する
- 過去問道場だけでなく体系的な参考書で理解を深める
- 試験本番と同じ時間配分で模試を解く練習をする
- 新傾向の用語(AI・セキュリティ関連)を重点的にカバーする
ここでは、落ちないための具体的な勉強法と対策を5つの手順で解説します。ひとつずつ見ていきましょう。
手順①スコアレポートを見て足切りになった分野を特定する
次こそITパスポートに確実に合格するための最初の手順は、スコアレポートを見て足切りになった分野を特定することです。
やみくもに全範囲を復習するのではなく、まずは前回の試験結果(スコアレポート)を冷静に分析しましょう。
総合点が足りなかったのか、それとも特定の分野(ストラテジ・マネジメント・テクノロジ)で300点を下回ってしまったのかによって、重点的に強化すべきポイントが異なります。
手順②ストラテジ・マネジメント・テクノロジのバランス重視で学習する
次こそITパスポートに確実に合格するためには、ストラテジ・マネジメント・テクノロジのバランス重視で学習することも重要です。
「600点以上取れても不合格」という事態を避けるには、苦手分野を作らないことが鉄則です。得意な分野を伸ばすよりも、苦手な分野を「平均レベル」まで引き上げることに時間を使いましょう。
3分野すべてで安定して6割以上取れる状態を目指すのが、最も安全な合格ルートといえます。
手順③過去問道場だけでなく体系的な参考書で理解を深める
次こそITパスポートに確実に合格するための勉強法には、過去問道場だけでなく体系的な参考書で理解を深めるプロセスも有効です。
無料アプリやサイトでの問題演習はアウトプットに最適ですが、解説を読んでも理解できない用語が多い場合は、インプット不足の可能性があります。
「なぜそうなるのか」という理屈や体系的な知識を参考書で補強することで、少しひねられた応用問題にも対応できる力が身につきます。
「過去問道場」は強力なツールですが、それだけで合格ラインに届くのか、参考書なしの「過去問のみ学習」で挑む際のリスクと真実について以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
▶ ITパスポートは「過去問道場だけ」で受かる?学習法の真偽とメリット・デメリット
手順④試験本番と同じ時間配分で模試を解く練習をする
次こそITパスポートに確実に合格するための対策として、試験本番と同じ時間配分で模試を解く練習をすることも欠かせません。
CBT方式の試験では、120分間で100問を解くスピード感が求められます。
| 時間配分 | 目安 |
|---|---|
| 1問あたり | 約1分 |
| 見直し時間 | ラスト10分〜20分 |
自宅学習でもタイマーをセットして、「分からない問題は見切りをつけて飛ばす」練習をしておくと、本番で焦らずに実力を発揮できます。
手順⑤新傾向の用語(AI・セキュリティ関連)を重点的にカバーする
次こそITパスポートに確実に合格するための最後の手順は、新傾向の用語(AI・セキュリティ関連)を重点的にカバーすることです。
近年の試験では、シラバス(出題範囲)の改訂により、生成AIやサイバーセキュリティに関する新しい用語が頻出しています。
これらは過去問には載っていないケースが多いため、最新版の参考書や予想問題集を活用して、知識をアップデートしておくことが合否を分けるポイントです。
AIやセキュリティ関連の出題が増えたことで「ITパスポートは難化した」とも言われています。合格点を確保するために、最新の難易度と出題傾向を以下の記事で把握しておきましょう。
▶ ITパスポートは急に難しくなった?「難化」の噂の真相と最新の出題傾向



昔買った古い参考書を使って勉強しても大丈夫ですか?



新用語が出ないので危険です。最新のテキストを用意しましょう。
独学でITパスポートの点数が伸び悩むなら通信講座での効率学習がおすすめ
ITパスポートを独学で勉強していて「点数が頭打ちになってしまった」「何度受けても合格できない」と悩んでいるなら、学習環境をガラリと変えて通信講座を活用するのがおすすめです。
プロのノウハウを活用することで、停滞していたスコアを一気に合格ラインまで引き上げることが可能です。
ここでは、通信講座を利用するうえで知っておくべきメリットとデメリットについて、以下の2つの視点から解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
通信講座を活用して再受験対策をするメリット
独学でITパスポートの点数が伸び悩む場合に通信講座をおすすめするのは、再受験対策において独学にはない大きなメリットがあるからです。
具体的なメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- プロ講師の解説で「なんとなく正解」から脱却できる
- AI学習機能で苦手な分野を自動的に強化できる
- 最新シラバス対応の教材で新傾向問題をカバーできる
それぞれ詳しく解説します。
メリット①プロ講師の解説で「なんとなく正解」から脱却できる
ITパスポートで通信講座を活用するメリットの1つ目は、プロ講師の解説で「なんとなく正解」から脱却できることです。
独学では、過去問の答えを暗記してしまいがちですが、通信講座の映像授業では「なぜそうなるのか」という理屈や背景知識を噛み砕いて教えてくれます。
本質的な理解が深まるため、少し問い方が変わった応用問題が出ても自信を持って正解を選べるようになります。



独学で限界を感じたら、プロの解説を聞くのが合格への近道ですね。
メリット②AI学習機能で苦手な分野を自動的に強化できる
ITパスポートで通信講座を活用するメリットとして、AI学習機能で苦手な分野を自動的に強化できる点も挙げられます。
最近の通信講座には、学習履歴をAIが分析し、間違えやすい問題や苦手な単元を優先的に出題してくれる機能が搭載されています。
自分では気づきにくい弱点を効率よく潰せるため、短期間で「分野別評価点の足切り回避」と「総合点の底上げ」が同時に実現可能です。
メリット③最新シラバス対応の教材で新傾向問題をカバーできる
ITパスポートで通信講座を活用するメリットの3つ目は、最新シラバス対応の教材で新傾向問題をカバーできることです。
ITパスポート試験はシラバスの改訂頻度が高く、市販の書籍では最新情報への対応が遅れることがあります。
通信講座なら、生成AIや新しいセキュリティ用語などの追加トピックがいち早くカリキュラムに反映されるため、情報の鮮度を気にすることなく学習に集中できます。
通信講座を活用して再受験対策をするデメリット
独学でのITパスポート受験に伸び悩む人に通信講座はおすすめですが、一方で導入前に理解しておくべきデメリットも存在します。
主なデメリットは以下の2点です。
- 独学(市販本)に比べて受講費用がかかる
- 講座によっては教材ボリュームが多く消化不良になる
順に見ていきましょう。
デメリット①独学(市販本)に比べて受講費用がかかる
ITパスポートで通信講座を活用するデメリットの1つ目は、独学(市販本)に比べて受講費用がかかることです。
市販のテキストと過去問集なら3,000円〜4,000円程度で揃いますが、通信講座は安くても数千円、高いものでは数万円の費用が発生します。
ただし、再受験を繰り返して受験料(7,500円)を何度も払うことや、勉強に費やす時間を考慮すれば、一発合格のための必要経費としてコストパフォーマンスは決して悪くありません。
デメリット②講座によっては教材ボリュームが多く消化不良になる
ITパスポートで通信講座を活用するデメリットとして、講座によっては教材ボリュームが多く消化不良になる可能性もあります。
「あれもこれも」と詰め込まれた教材を選ぶと、試験日までにすべてを終わらせることができず、中途半端な状態で本番を迎えてしまうリスクがあります。
再受験対策として利用する場合は、スマホで完結するシンプルな講座や、短期間での合格に特化したコンパクトなカリキュラムを選ぶのがおすすめです。
ITパスポートの再受験におすすめの通信講座3選
ITパスポートにおいて独学での限界を感じている人や、次こそ絶対に合格したい人に向けて、実績と評判の良い通信講座を3つ厳選しました。
それぞれの強みを比較して、自分に最適なパートナーを見つけましょう。
詳しく紹介します。
スタディング|スマホ完結でスキマ時間に苦手分野を克服できる


出典:studying.jp
| 受講形式 | 完全オンライン形式(スマホ・PC・タブレット) ※冊子テキストはオプション(別売り)の場合が多い |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | 中小企業診断士、税理士、司法書士、FP、簿記、宅建士、ITパスポート など |
| サポート体制 | ・AI検索機能「AIマスター先生」による即時疑問解決 ・学習仲間機能(SNS)によるモチベーション維持 ・学習フロー機能による進捗ガイド |
| 費用 | 簿記3級合格コース:3,850円~ 中小企業診断士 1次2次合格コース:約50,000円~70,000円(時期・キャンペーンにより変動) |
| 特徴 | ・業界最安値水準の受講料 ・スキマ時間活用に特化したカリキュラム構成 ・AIを活用した効率的な復習・学習サポート機能 |
スタディングのITパスポート講座は、スマホひとつで学習が完結する手軽さと、業界最安値級の価格が魅力の通信講座です。
最大の特徴は「AI実力スコア機能」です。AIがあなたの学習履歴を分析し、「今試験を受けたら何点取れるか」をリアルタイムで予測してくれます。
さらに、苦手な分野を自動で抽出して復習問題を出題してくれるため、足切りの原因となる「特定の弱点」を効率的に潰すことが可能です。
再受験で「どこを勉強し直せばいいか分からない」と悩んでいる人や、スキマ時間を活用して最短で合格ラインに到達したい人におすすめです。
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ユーキャン|初学者に優しいテキストで基礎から学び直せる


出典:u-can.co.jp
| 受講形式 | テキスト教材中心(+Web学習機能「学びオンライン プラス」) |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | 医療事務、調剤薬局事務、保育士、実用ボールペン字、食生活アドバイザー、FP、宅建士 など |
| サポート体制 | ・講師による手書き添削指導(一部講座除く) ・メールや郵送による質問回答サービス(1日3問まで等の制限あり) ・受講生専用サイトでのスケジュール管理・Webテスト |
| 費用 | 医療事務講座:49,000円 実用ボールペン字講座:31,680円 FP講座:64,000円 |
| 特徴 | ・初学者でも挫折しにくい、図解の多いわかりやすいテキスト ・趣味から実用スキルまで、幅広い講座ラインナップ ・送料負担なし、分割払い対応など始めやすい料金体系 |
ユーキャンのITパスポート講座は、初心者でも挫折せずに学習できる「分かりやすさ」に定評がある通信講座です。
メインテキストはたったの1冊に絞られており、出題範囲の広いITパスポートの重要ポイントが体系的に整理されています。
全3回の添削課題があり、講師からの丁寧なフィードバックを受けられるため、独学では気づけない「理解したつもり」の箇所を修正できます。
基礎知識に不安がある人や、信頼できるテキストを使ってじっくりと学び直し、確実に合格を目指したい人におすすめです。
ヒューマンアカデミー|手厚いサポートで挫折せずに合格を目指せる


| 受講形式 | オンライン(eラーニング)+テキスト教材(+DVD等のメディア教材) |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | ネイリスト検定、ジェルネイル検定、トリマー、医療事務、メンタルケア心理士、Webデザイン など |
| サポート体制 | ・受講期間中は質問回数無制限(プロ講師が回答) ・無料の受講期間延長制度あり(条件あり) ・就職・転職サポート(カウンセリングや求人紹介) |
| 費用 | 医療事務講座(eラーニングコース):47,300円 ネイリスト・ジェルネイル検定トータルコース:約200,000円~300,000円(コースにより変動) 保育士【完全合格】総合講座:59,000円 |
| 特徴 | ・ネイルやペットなど、実技・実践系スキルの講座が充実 ・資格取得後の就職・転職サポートが手厚い ・未経験からプロを目指すための本格的なカリキュラム |
ヒューマンアカデミーのITパスポート講座は、手厚いサポート体制と効率的なeラーニングシステムが特徴の通信講座です。
受講期間中はプロの講師に質問が無制限でできるため、「解説を読んでも分からない」という独学特有の悩みをすぐに解消できます。
講義動画は1本約20分とコンパクトで、図解やイラストが豊富に使われているため、文字だけの学習が苦手な人でもスムーズに理解を深められます。
一度不合格になって自信を失っている人や、疑問点をすぐに解決できる環境で安心して学習を進めたい人におすすめです。
ITパスポートの合格点・不合格に関するよくある質問(FAQ)
ITパスポートの合否判定や点数の扱いについて、受験者が抱きがちな疑問と回答をまとめました。細かいルールを知っておくことで、試験後の不安を解消しましょう。
ITパスポートは595点や590点など600点以下でも合格できる?
ITパスポートは595点や590点など600点以下では、いかなる理由があっても合格できません。合格基準は「総合評価点600点以上」と厳格に定められており、四捨五入やおまけで合格になる措置は存在しません。
IRT(項目応答理論)によって算出されたスコアが599点だったとしても不合格となるため、600点というラインは絶対的なものと認識しておきましょう。
ITパスポートで総合評価点は足りないが分野別は満たしている場合は合格になる?
ITパスポートで総合評価点は足りないが分野別は満たしている場合は、残念ながら不合格になります。
合格には「総合評価点600点以上」と「分野別評価点すべて300点以上」の両方を満たす必要があります。
たとえ3つの分野がすべて500点(合計で十分な得点源)あっても、ITパスポート独自の計算式による総合評価点が600点に届かなければ合格基準クリアとはみなされません。
ITパスポートの分野別評価点が300点ちょうどなら合格って本当?
ITパスポートの分野別評価点が300点ちょうどなら合格というのは本当です。分野別の合格基準は「300点以上」と定められているため、300点ジャストであれば条件を満たしていることになります。
総合評価点が600点以上あり、かつ苦手な分野がギリギリ300点だったとしても、それは立派な合格です。
ITパスポートの合格基準は変わる可能性がある?
ITパスポートの合格基準は変わる可能性がありますが、現時点では長年変更されていません。
現在の「総合600点以上・分野別300点以上」という基準は安定して運用されていますが、試験制度の改定に伴い見直される可能性はゼロではありません。
受験する際は必ずIPA(情報処理推進機構)の公式サイトで最新の試験要綱を確認するようにしましょう。
ITパスポートの合格発表を待たずに履歴書に「合格」と書いてもいい?
ITパスポートの合格発表を待たずに履歴書に「合格」と書くのは避けたほうが無難です。
正式な合格発表前はあくまで「合格見込み」の状態であるため、履歴書の資格欄には「ITパスポート試験 受験(合格基準点取得)」のように事実を記載するか、面接で口頭補足するのがマナーです。
正式な「合格」の記載は、翌月中旬の合格発表後に行うのが確実です。
ITパスポートに落ちたら会社にバレる?
ITパスポートに落ちたら会社にバレるかどうかは、申し込み方法によって異なります。個人で申し込んで受験料も自分で支払った場合は、結果が会社に通知されることはないためバレません。
しかし、会社経由で申し込む「団体受験」を利用した場合や、合格証書のコピー提出が義務付けられている場合は、不合格(未提出)である事実が知られることになります。
まとめ
ITパスポート試験の合否は「総合評価点600点以上」かつ「3分野すべて300点以上」という2つの基準で決まります。たとえ総合点が高くても、1つの分野で300点を下回れば足切りとなるため、苦手分野を作らないバランスの良い学習が不可欠です。
独自採点のIRT方式により、自己採点と結果が異なる点にも注意が必要です。今回の不合格は、あくまで「現時点での弱点」が分かったに過ぎません。
スコアレポートを分析して対策すれば、次は確実に合格ラインに届きます。独学に限界を感じたら通信講座も活用し、諦めずに再挑戦しましょう。



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