生徒基本情報の計算問題を捨てるのはあり?
計算やアルゴリズムが難しすぎて無理…。
文系だし数学アレルギーだから、計算問題を捨てて勝負したい!
基本情報技術者試験の計算問題は、文系や初学者にとって大きな壁です。「基本情報の計算問題を捨てても合格できる?」と悩む人は多いですが、結論から言えば「部分的に捨てる」戦略が合格への近道です。
この記事では、計算問題を捨てる際のリスクや、最小限の努力で合格点を取るための「コスパの良い問題の選び方」を解説します。



全問捨てるのは危険ですが、解くべき問題と捨てる問題を正しく見極めれば、数学が苦手でも十分に合格を狙えますよ。
- 基本情報技術者試験の計算問題を捨てても合格できるか
- 科目A・科目B別の計算問題攻略戦略
- 初学者でもコスパ良く拾える計算問題のパターン
- 計算が苦手な人におすすめの通信講座
基本情報技術者試験の計算問題は捨てても合格できるのか?
基本情報技術者試験の計算問題は捨てても合格できるのか、文系や初学者にとって切実な疑問を以下の項目に分けてお答えします。
- 結論:科目Aの計算問題は「部分的に捨てる」戦略が有効
- 注意点①科目B(旧午後)は計算・論理的思考が必須のため全捨ては不可
- 注意点②数学が苦手でも解ける「暗記で対応可能な計算問題」は拾うべき
- 本番試験で計算問題がわからない場合は選択肢を適当に選んで時間を節約すること
詳しく解説します。
結論:科目Aの計算問題は「部分的に捨てる」戦略が有効
基本情報技術者試験の計算問題は捨てても合格できるかについて、結論から言うと科目Aでは「部分的に捨てる」戦略が有効です。
科目A試験は全60問が出題され、合格ラインは6割(36問正解)ですが、計算問題の出題数はそのうちの一部に限られます。
難解な計算問題に時間を割くよりも、暗記で対応できる用語問題やセキュリティ分野で確実に得点を積み重ねる方が、文系や初学者にとっては合格率を高める合理的な戦術といえます。
注意点①科目B(旧午後)は計算・論理的思考が必須のため全捨ては不可
基本情報技術者の計算問題を捨てる際の注意点として、科目B(旧午後)では計算や論理的思考が必須であり、全捨てでは合格は不可能です。
科目B試験は「アルゴリズムとプログラミング」が中心であり、数式そのものは少なくても、変数の値を追跡するトレース能力や論理的な処理手順を考える力が求められます。
科目Aの計算を避けることは可能ですが、科目Bに必要なロジック構築力まで放棄してしまうと、合格基準を満たすことは極めて困難になります。
注意点②数学が苦手でも解ける「暗記で対応可能な計算問題」は拾うべき
基本情報技術者の計算問題を捨てる戦略をとる場合でも、数学が苦手でも解ける「暗記で対応可能な計算問題」は拾うべきです。
具体的には、以下のような問題が「拾うべき問題」に該当します。
- 公式を覚えるだけで解ける稼働率の計算
- 単位変換などの基礎知識で解ける情報量(ビット・バイト)の計算
これらは計算というよりは「知っているか知らないか」の知識問題に近いため、食わず嫌いをせずに過去問でパターンを確認しておくことが、合格への保険になります。



数学が本当に苦手なんですが、それでも解ける計算問題はあるんですか?



ありますよ。公式の当てはめや単位変換など、知識だけで解ける問題は狙い目です。
本番試験で計算問題がわからない場合は選択肢を適当に選んで時間を節約すること
基本情報において最初から計算問題を捨てるのはおすすめできませんが、本番試験で計算問題がわからない場合は、解かずに選択肢を適当に選んで時間を節約することも賢明な選択です。
試験本番では、解法が思いつかない計算問題に5分も10分も悩むのは時間の無駄です。「計算問題は『ウ』にする」と決めて即座にマークし、浮いた時間を他の用語問題の見直しや、長文読解が必要な問題に充てることで、全体としての正答率を底上げするタイムマネジメントも必要になります。
なぜ基本情報技術者試験の計算問題は「難しい」「苦手」と感じるのか
基本情報技術者試験の計算問題を捨てるかどうか判断する前提として、なぜこれほど苦手に感じる人が多いのか以下の項目に分けて解説します。
- 文系出身者や初学者がつまずきやすい「n進数」や「確率」の壁
- 公式を丸暗記しても「どの場面で使うか」が判断できない
- 計算に時間がかかりすぎて試験時間が足りなくなる焦り
- 過去問の解説を読んでも数式の意味が理解できず不安になる
順に見ていきましょう。
文系出身者や初学者がつまずきやすい「n進数」や「確率」の壁
基本情報の計算問題を捨てる原因となりやすいのが、文系出身者や初学者がつまずきやすい「n進数」や「確率」の壁があるからです。
普段の生活では馴染みのない2進数や16進数の基数変換は、直感的に理解しづらく脳に負担がかかります。順列・組み合わせや確率統計の基礎知識がないと解説を読んでも理解が進まないため、最初の段階で「自分には無理だ」とアレルギー反応を起こしてしまうケースが少なくありません。
公式を丸暗記しても「どの場面で使うか」が判断できない
基本情報の計算問題を捨てたくなる理由として、公式を丸暗記しても「どの場面で使うか」が判断できないことも挙げられます。
数学の問題と同様に、公式自体は覚えていても、出題された文章題から「これはあの公式を使うパターンだ」と結びつける応用力が求められます。
問題文の言い回しが変わっただけで解けなくなってしまうのは、式の意味を本質的に理解できていないことが原因であり、多くの受験者が苦戦するポイントです。



公式は覚えたはずなのに、問題文が変わると解き方が分からなくなります…。



応用力が足りない状態ですね。過去問で「どの場面で使うか」のパターンを覚えましょう。
計算に時間がかかりすぎて試験時間が足りなくなる焦り
基本情報の計算問題を捨てる選択肢が浮かぶのは、計算に時間がかかりすぎて試験時間が足りなくなる焦りがあるためです。
本番の緊張感のなかで複雑な計算に取り組むと、普段なら間違えないような単純なミスをしてしまったり、1問に時間を使いすぎて他の問題が解き終わらなくなったりします。
このタイムプレッシャーが精神的な負担となり、「計算問題=怖いもの」という苦手意識をさらに増幅させてしまいます。
過去問の解説を読んでも数式の意味が理解できず不安になる
基本情報の計算問題を捨てると決めるきっかけになりがちなのが、過去問の解説を読んでも数式の意味が理解できず不安になる点です。
市販のテキストや過去問サイトの解説は、ある程度の数学知識があることを前提に書かれている場合があります。
途中式が省略されていたり、専門用語が多用されていたりすると、解説を読んでも「なぜそうなるのか」が分からず、学習を進めるモチベーションが大きく削がれてしまいます。
基本情報技術者試験の計算問題を捨てる場合の合格シミュレーションとリスク
基本情報技術者試験の計算問題をどうしても捨てたい場合、当然ながらリスクが伴いますが、一部の計算問題対策に絞って集中することで合格できる可能性は残されています。
どの程度まで なら捨てても大丈夫なのか、数字で把握しておくことが大切です。
- 科目A(旧午前)における計算問題の出題割合と配点分析
- 計算問題を全捨てした場合に必要な他分野の正答率
- 計算を捨てるリスク:用語問題での取りこぼしが許されなくなる
- 科目Bの合格ライン確保における「計算力(アルゴリズム)」の影響
詳しく解説します。
科目A(旧午前)における計算問題の出題割合と配点分析
基本情報技術者試験の計算問題を捨てるシミュレーションをするために、まず科目A(旧午前)における計算問題の出題割合と配点分析を行います。
近年の傾向として、科目A全60問のうち計算問題は5問から10問程度出題されるのが一般的です。配点は1問あたり明確には公表されていませんが、IRT(項目応答理論)方式でも概ね均等と考えれば、計算問題が占める割合は全体の10%から20%程度にとどまると推測できます。



計算問題は全体の数割です。知識問題でしっかり稼げば、計算が苦手でも合格可能ですよ。
計算問題を全捨てした場合に必要な他分野の正答率
基本情報の計算問題を捨てる場合、計算問題を全捨てした場合に必要な他分野の正答率を把握しておく必要があります。
仮に計算問題が10問出題され、それをすべて捨てたとすると、残りの50問だけで合格ラインの60%(全体で36問正解)を確保しなければなりません。
つまり、計算問題以外で約72%以上の正答率が求められることになります。これは決して不可能な数字ではありませんが、知識問題でのミスが許される幅が狭くなることを意味します。
計算を捨てるリスク:用語問題での取りこぼしが許されなくなる
基本情報の計算問題を捨てるリスクとして、用語問題での取りこぼしが許されなくなる点は覚悟しなければなりません。
計算問題を放棄するということは、テクノロジ系やマネジメント系の知識問題で確実に点数を稼ぐ必要があるということです。
見たことのない新傾向の用語や、あいまいに記憶していた箇所が出題された場合、計算問題で挽回することができないため、不合格のリスクが一気に高まる可能性があります。
科目Bの合格ライン確保における「計算力(アルゴリズム)」の影響
基本情報の計算問題を捨てる際に考慮すべきなのが、科目Bの合格ライン確保における「計算力(アルゴリズム)」の影響です。
科目Aで計算を避けて通れたとしても、科目Bではアルゴリズム問題が配点の8割を占めます。ここで求められるのは高度な数学ではなく論理的な手続きですが、変数の計算やループ処理の回数を数える力は不可欠です。
計算アレルギーを放置したままだと、科目Bで大きな壁にぶつかることになります。
全捨ては危険!基本情報技術者試験のでコスパ良く拾う計算問題の選び方と頻出パターン
基本情報の計算問題を捨てるとしても、全捨ては危険です。少しの勉強で解ける簡単な問題だけでも拾っておくことで、合格の可能性はぐっと高まります。
ここでは、コスパ良く拾うべき計算問題の選び方と頻出パターンを5つ紹介します。
- 公式に当てはめるだけで解ける「稼働率・信頼性」
- 単位変換などの基礎知識で解ける「情報量(ビット・バイト)」
- 図を描けば視覚的に解ける「損益分岐点・財務計算」
- パターンが決まっている「待ち行列理論(M/M/1)」
- 難易度が高い「基数変換・補数」は優先度を下げてOK
詳しく解説します。
選び方①公式に当てはめるだけで解ける「稼働率・信頼性」
基本情報の計算問題を捨てるか迷ったら、公式に当てはめるだけで解ける「稼働率・信頼性」の問題は拾いましょう。
直列システムや並列システムの稼働率を求める問題は、毎回のように出題される超頻出パターンです。特に並列システムの稼働率は「1 - (1 - 稼働率A) × (1 - 稼働率B)」という公式に数値を当てはめるだけで、小学生レベルの算数で正解を導き出せます。
これを捨てるのは非常にもったいない選択です。
選び方②単位変換などの基礎知識で解ける「情報量(ビット・バイト)」
基本情報の計算問題を捨てる場合でも、単位変換などの基礎知識で解ける「情報量(ビット・バイト)」の問題は得点源にできます。
この分野は、ITパスポートレベルの知識があれば解けるケースが多いのが特徴です。具体的には以下の知識で対応できます。
- 「1バイト = 8ビット」の単位変換
- 通信速度(bps)とファイルサイズから転送時間を求める計算
日常的にスマホやPCを使っていればイメージしやすく、複雑な数式も不要なため、優先的に対策することをおすすめします。
選び方③図を描けば視覚的に解ける「損益分岐点・財務計算」
基本情報の計算問題を捨てる前に確認したいのが、図を描けば視覚的に解ける「損益分岐点・財務計算」の分野です。
損益分岐点の計算は公式を忘れてしまっても、売上と費用のグラフを簡単に描くことで、視覚的に答えのあたりをつけることが可能です。
ビジネスの現場でも役立つ知識であり、数字の意味さえ理解できれば計算自体は単純な四則演算で済むため、文系の人でも取り組みやすいジャンルといえます。
選び方④パターンが決まっている「待ち行列理論(M/M/1)」
基本情報の計算問題を捨てずに拾うべき問題として、パターンが決まっている「待ち行列理論(M/M/1)」も挙げられます。
一見難しそうに見えますが、出題されるのはほとんどが基本的な公式への代入問題です。「平均到着率」や「平均サービス率」を公式に入れるだけで答えが出るケースが多く、過去問を数回解いてパターンを暗記してしまえば、短時間で確実に1点を稼げる「おいしい問題」になります。
選び方⑤難易度が高い「基数変換・補数」は優先度を下げてOK
基本情報の計算問題を捨てるなら、難易度が高い「基数変換・補数」は優先度を下げてOKです。この分野は以下のような理由から、コストパフォーマンスが悪い傾向にあります。
- 2進数の小数計算など、計算ミスを誘発しやすい
- 負の数を表す「補数」の概念理解に時間がかかる
試験本番でも計算の手間がかかるため、もし勉強時間が足りないなら、基数変換・補数こそ思い切って捨てて、他の簡単な問題に時間を割くのが賢い戦略です。



2進数や補数の計算がどうしても理解できません。ここは捨ててもいいですか?



はい、時間がかかるなら捨てましょう。他の簡単な問題に時間を割く方が効率的です。
基本情報の計算問題を効率的に攻略する勉強手順
基本情報の計算問題に対する苦手意識を克服し、最短で合格点をもぎ取るためには、効率的な手順で学習を進めることが重要です。
ここでは、挫折せずに得点力を高めるための5つのステップを紹介します。
- まずは計算不要な用語(暗記系)知識を8割まで仕上げる
- 頻出の計算パターン(公式)を一覧にしてトイレ等に貼る
- 過去問道場で「計算問題のみ」を抽出して簡単なものだけ解く
- 解法パターンを見て5分考えて分からなければ答えを暗記する
- 試験本番では計算問題を後回しにしてマークミスを防ぐ
詳しく解説します。
手順①まずは計算不要な用語(暗記系)知識を8割まで仕上げる
基本情報の計算問題を効率的に攻略する勉強手順の最初は、計算不要な用語(暗記系)知識を8割まで仕上げることです。
計算問題対策を始める前に、以下の分野を盤石にしておく必要があります。
- セキュリティ
- ネットワーク
- マネジメント系
基礎知識が固まっていれば、「計算問題を数問落としても合格ラインに届く」という精神的な余裕が生まれ、結果的に落ち着いて計算問題に取り組めるようになります。
手順②頻出の計算パターン(公式)を一覧にしてトイレ等に貼る
基本情報の計算問題を効率的に攻略する次の手順として、頻出の計算パターン(公式)を一覧にしてトイレ等に貼ることも有効です。
「稼働率」「通信速度」「損益分岐点」などの重要公式だけを小さな紙にまとめ、毎日目にする場所に貼っておきましょう。
机に向かって勉強する時間がなくても、生活のなかで何度も公式を目にすることで、自然と脳に定着し、試験本番でもスムーズに思い出せるようになります。
手順③過去問道場で「計算問題のみ」を抽出して簡単なものだけ解く
基本情報の計算問題を攻略する3つ目の手順は、過去問道場で「計算問題のみ」を抽出して簡単なものだけ解くことです。
学習サイト「過去問道場」のオプション機能を使い、計算問題だけに絞って演習を行います。その際、解説を見ても理解できない難問はすぐにスキップし、自分が解けそうなレベルの問題だけを繰り返し解くことで、「確実に拾える問題」を効率よく増やせます。
手順④解法パターンを見て5分考えて分からなければ答えを暗記する
基本情報の計算問題を効率的に攻略するには、解法パターンを見て5分考えて分からなければ答えを暗記する潔さも必要です。
1問に何十分も悩むのは時間の浪費です。5分考えても解法が浮かばない場合は、すぐに解説を見て解き方の流れを覚えてしまいましょう。
基本情報技術者試験では、過去問と類似のパターンが出題されることも多いため、理屈抜きで「このパターンのときはこう計算する」と手順を暗記するだけでも得点につながります。



分からない問題でも、自力で解けるまで考え続けた方が力になる気がします。



勉強する際はその姿勢が大事ですが、試験本番では時間の無駄です。5分考えて無理なら、答えを見て解法を覚えましょう。
手順⑤試験本番では計算問題を後回しにしてマークミスを防ぐ
基本情報の計算問題を攻略する最後の手順は、試験本番では計算問題を後回しにしてマークミスを防ぐことです。試験開始直後から計算問題に取り組むと、緊張で頭が回らず時間を浪費してしまうリスクがあります。
まずは瞬時に解ける用語問題から片付け、リズムを作ってから最後に計算問題に取り組むことで、時間配分のミスを防ぎ、焦らずに実力を発揮できるようになります。
基本情報の科目B(旧午後)のアルゴリズム・計算要素はどう対策する?
基本情報技術者試験の科目Bにおいて、計算やアルゴリズム要素は避けて通れませんが、正しい対策を講じれば数学が苦手でも十分に合格点を狙えます。
ここでは、科目Bを攻略するための具体的な対策法を4つ紹介します。
- 科目Bのアルゴリズム問題は「トレース(追跡)」ができれば解ける
- プログラミング経験がなくても「擬似言語」は日本語で理解可能
- 数学的な計算よりも「手順通りに処理する論理的思考」を鍛える
- セキュリティ分野の問題で確実に得点を稼ぎアルゴリズムを補う
詳しく解説します。
科目Bのアルゴリズム問題は「トレース(追跡)」ができれば解ける
基本情報の科目B対策として、最も重要なのは「トレース(追跡)」ができれば問題が解ける点です。トレースとは、プログラムの処理手順に従って、変数の値がどのように変化していくかを紙に書き出しながら追っていく作業のことです。
高度な数学的発想は必要なく、書かれている命令どおりに「代入」や「計算」をひとつずつ丁寧に実行していけば、文系の方でも正解にたどり着けます。



アルゴリズムは数学力不要です。手順通りに値を追う「トレース」ができれば解けますよ。
プログラミング経験がなくても「擬似言語」は日本語で理解可能
基本情報の科目Bにおけるアルゴリズム対策で知っておくべき点として、プログラミング経験がなくても「擬似言語」は日本語で理解可能です。
試験で使われる擬似言語は、特定のプログラミング言語(JavaやPythonなど)の知識がなくても読めるように設計されており、構文の多くは日本語で記述されています。
「もし~なら」「~の間繰り返す」といった日常的な論理構造さえ把握できれば、プログラムの意味を読み取ることは難しくありません。
数学的な計算よりも「手順通りに処理する論理的思考」を鍛える
基本情報の科目Bで計算要素を攻略するには、数学的な計算よりも「手順通りに処理する論理的思考」を鍛えることが重要です。
複雑な方程式を解く力ではなく、「Aの処理が終わったら次はBへ行く」「条件Cに当てはまる場合はDを実行する」といったフローチャート的な流れを整理する力が問われます。
過去問演習を通じて、処理の流れを正確に追うトレーニングを積むことが、最も効果的な対策となります。
セキュリティ分野の問題で確実に得点を稼ぎアルゴリズムを補う
基本情報の科目B対策として、セキュリティ分野の問題で確実に得点を稼ぎ、アルゴリズム部分の失点を補う戦略も有効です。
科目Bの出題範囲は「アルゴリズムとプログラミング」が8割、「情報セキュリティ」が2割程度を占めます。セキュリティ問題は長文読解に近い形式で出題され、アルゴリズムに比べて計算要素が少ないため、ここで満点を取れればアルゴリズム問題へのプレッシャーを大幅に軽減できます。
基本情報の計算問題で挫折しそうな人が陥る失敗パターンと対処法
基本情報技術者試験の計算問題に苦戦し、挫折してしまう人には共通した行動パターンがあります。失敗の原因を事前に知り、マインドセットを切り替えることが重要です。
ここでは、よくある失敗パターンと具体的な対処法を4つ紹介します。
- 失敗パターン:難しい計算問題に時間をかけすぎて用語暗記が疎かになる
- 失敗パターン:4回落ちた経験から学ぶ「基礎不足」と「時間配分ミス」
- 失敗パターン:科目Aの計算対策ばかりして科目Bの対策が遅れる
- 対処法:完璧を目指さず「合格点(600点)」を取ることに集中する
詳しく解説します。
失敗パターン:難しい計算問題に時間をかけすぎて用語暗記が疎かになる
基本情報の計算問題で挫折する失敗パターンの1つ目は、難しい計算問題に時間をかけすぎて用語暗記が疎かになることです。
計算への苦手意識から克服しようと必死になり、本来なら短時間で覚えられるセキュリティやネットワークの用語学習がおろそかになっては本末転倒です。
配点の高い用語問題を確実に押さえることが、合格への最短ルートであることを忘れてはいけません。



計算対策に熱中して、配点の高い用語暗記がおろそかにならないよう注意してくださいね。
失敗パターン:4回落ちた経験から学ぶ「基礎不足」と「時間配分ミス」
基本情報の計算問題での失敗パターンとして、4回落ちた経験から学ぶ「基礎不足」と「時間配分ミス」も挙げられます。
何度受験しても不合格になる場合、根本的な基礎計算力(四則演算や割合の理解)が不足しているか、本番で1問に固執して時間を浪費しているケースが大半です。
基礎固めと「分からない問題は即飛ばす」勇気を持つことが、負のループを抜け出す鍵となります。
失敗パターン:科目Aの計算対策ばかりして科目Bの対策が遅れる
基本情報の計算問題でやりがちな失敗パターンには、科目Aの計算対策ばかりして科目Bの対策が遅れることもあります。
科目Aの計算ができるようになっても、科目Bのアルゴリズム問題が解けるようにはなりません。科目Aは用語暗記で逃げ切れますが、科目Bは対策なしでは太刀打ちできないため、学習時間の比重を早期に科目Bへシフトする必要があります。
対処法:完璧を目指さず「合格点(600点)」を取ることに集中する
基本情報の計算問題で挫折しないための対処法は、完璧を目指さず「合格点(600点)」を取ることに集中することです。
満点を取る必要はなく、全体の6割さえ取れれば資格は取得できます。「計算問題は捨ててもいい」「難しい問題はみんな解けない」と割り切り、取れる問題を確実に拾う戦略に切り替えるだけで、精神的なプレッシャーは大幅に軽減されます。
基本情報の独学で計算問題が理解できないなら通信講座を活用しよう
基本情報の独学での計算問題対策に限界を感じている場合、通信講座の活用が現状を打破する有効な手段となります。
プロのノウハウを借りることで、独学では得られない視点や効率性を手に入れることが可能です。ここでは、通信講座を利用するメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
詳しく解説します。
通信講座を利用するメリット
基本情報の計算問題対策において、通信講座を利用することには、独学にはない大きなメリットが3つあります。
- 動画解説で計算の手順やアルゴリズムの動きが視覚的に分かる
- 「捨てる問題」と「解く問題」の選別をプロが教えてくれる
- スマホ学習でスキマ時間に頻出公式を効率よく覚えられる
ひとつずつ見ていきましょう。
メリット①動画解説で計算の手順やアルゴリズムの動きが視覚的に分かる
基本情報の通信講座を利用するメリットの1つ目は、動画解説で計算の手順やアルゴリズムの動きが視覚的に分かることです。
テキストの静止画だけでは理解しにくい「変数の値がどう変化したか」というトレースの過程も、動画であればアニメーションや講師の指差し解説でスムーズに追うことができます。
アルゴリズムの流れを映像として捉えることで、直感的な理解が進み、計算アレルギーを克服しやすくなります。
メリット②「捨てる問題」と「解く問題」の選別をプロが教えてくれる
基本情報の通信講座を利用するメリットとして、「捨てる問題」と「解く問題」の選別をプロが教えてくれる点も挙げられます。
独学ではすべての範囲を網羅しようとして挫折しがちですが、通信講座では「この難易度の計算は捨ててOK」「このパターンは必ず拾う」といった合格に特化した戦略指導を受けられます。
無駄な勉強時間を削ぎ落とし、得点効率の高い分野にリソースを集中できるのは大きな利点です。
メリット③スマホ学習でスキマ時間に頻出公式を効率よく覚えられる
基本情報の通信講座を利用するメリットには、スマホ学習でスキマ時間に頻出公式を効率よく覚えられる点もあります。
多くの通信講座はスマホ対応のeラーニングシステムを提供しており、通勤電車や昼休みなどの短時間を計算公式の暗記に充てることが可能です。
重いテキストを持ち歩く必要がなく、ゲーム感覚で反復練習ができるため、忙しい社会人でも継続しやすい環境が整います。



独学に行き詰まったら通信講座も手です。プロの「捨てる戦略」は参考になりますよ。
通信講座を利用するデメリット
基本情報の通信講座には多くのメリットがある一方で、独学と比較した場合のデメリットも存在します。導入前に以下の2点を確認しておきましょう。
- 独学(市販テキストのみ)に比べて費用がかかる
- カリキュラム通りに進めないと消化不良になる
順番に解説します。
デメリット①独学(市販テキストのみ)に比べて費用がかかる
基本情報の通信講座を利用するデメリットの1つ目は、独学(市販テキストのみ)に比べて費用がかかることです。市販の参考書であれば数千円で済みますが、通信講座は数万円の受講料が必要となり、経済的な負担は大きくなります。
費用対効果を考え、再受験にかかる手間や時間を節約するための「投資」と割り切れるかどうかが判断の分かれ目となります。
デメリット②カリキュラム通りに進めないと消化不良になる
基本情報の通信講座を利用するデメリットとして、カリキュラム通りに進めないと消化不良になるリスクも考慮すべきです。
通信講座の教材は充実している分、ボリュームが多くなりがちで、計画的に進めないと試験日までにすべての講義を視聴し終わらない可能性があります。
受動的に動画を見るだけでなく、自らスケジュールを管理し、着実に消化していく自律性が求められます。
計算が苦手な人におすすめの基本情報技術者の通信講座3選
基本情報技術者の計算への苦手意識をカバーし、効率よく合格を目指せるおすすめの通信講座を厳選して紹介します。
自分に合った学習スタイルを見つけ、無理なく計算力を身につけましょう。
詳しく解説します。
スタディング|動画講義が充実しておりスキマ時間で計算対策が可能


出典:studying.jp
| 受講形式 | 完全オンライン形式(スマホ・PC・タブレット) ※冊子テキストはオプション(別売り)の場合が多い |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | 中小企業診断士、税理士、司法書士、FP、簿記、宅建士、ITパスポート など |
| サポート体制 | ・AI検索機能「AIマスター先生」による即時疑問解決 ・学習仲間機能(SNS)によるモチベーション維持 ・学習フロー機能による進捗ガイド |
| 費用 | 簿記3級合格コース:3,850円~ 中小企業診断士 1次2次合格コース:約50,000円~70,000円(時期・キャンペーンにより変動) |
| 特徴 | ・業界最安値水準の受講料 ・スキマ時間活用に特化したカリキュラム構成 ・AIを活用した効率的な復習・学習サポート機能 |
基本情報技術者の計算が苦手な人におすすめの通信講座1つ目は、スタディングです。スタディングは、スマホ一つで学習が完結する利便性が魅力の通信講座です。
動画講義が非常に充実しており、視覚的に理解しやすいスライドを用いて解説してくれるため、文字だけのテキストでは理解しづらい計算手順もスムーズに頭に入ります。
業界最安値級の低価格設定で、通勤時間などのスキマ時間を有効活用できる機能が満載です。費用を抑えつつ、効率的に計算問題対策をしたい人におすすめです。
\ 学割20%OFFクーポン配布中/
ヒューマンアカデミー|手厚いサポートと体系的なカリキュラムで合格へ


| 受講形式 | オンライン(eラーニング)+テキスト教材(+DVD等のメディア教材) |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | ネイリスト検定、ジェルネイル検定、トリマー、医療事務、メンタルケア心理士、Webデザイン など |
| サポート体制 | ・受講期間中は質問回数無制限(プロ講師が回答) ・無料の受講期間延長制度あり(条件あり) ・就職・転職サポート(カウンセリングや求人紹介) |
| 費用 | 医療事務講座(eラーニングコース):47,300円 ネイリスト・ジェルネイル検定トータルコース:約200,000円~300,000円(コースにより変動) 保育士【完全合格】総合講座:59,000円 |
| 特徴 | ・ネイルやペットなど、実技・実践系スキルの講座が充実 ・資格取得後の就職・転職サポートが手厚い ・未経験からプロを目指すための本格的なカリキュラム |
基本情報技術者のおすすめ通信講座2つ目は、ヒューマンアカデミーです。ヒューマンアカデミーは、手厚いサポート体制と体系的なカリキュラムが特徴の資格スクールです。
専任のカウンセラーが学習計画の作成から進捗管理までサポートしてくれるため、独学では挫折しがちな計算問題の学習もペースを崩さずに続けられます。
不明点を講師に質問できる環境が整っており、疑問をその場で解消できるのも大きな強みです。一人での学習に不安があり、プロのサポートを受けながら確実に合格を目指したい人におすすめです。
ユーキャン|文系・初学者向けの丁寧なテキストで数学アレルギーを克服


出典:u-can.co.jp
| 受講形式 | テキスト教材中心(+Web学習機能「学びオンライン プラス」) |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | 医療事務、調剤薬局事務、保育士、実用ボールペン字、食生活アドバイザー、FP、宅建士 など |
| サポート体制 | ・講師による手書き添削指導(一部講座除く) ・メールや郵送による質問回答サービス(1日3問まで等の制限あり) ・受講生専用サイトでのスケジュール管理・Webテスト |
| 費用 | 医療事務講座:49,000円 実用ボールペン字講座:31,680円 FP講座:64,000円 |
| 特徴 | ・初学者でも挫折しにくい、図解の多いわかりやすいテキスト ・趣味から実用スキルまで、幅広い講座ラインナップ ・送料負担なし、分割払い対応など始めやすい料金体系 |
文系や初学者におすすめの基本情報技術者の通信講座として、ユーキャンも挙げられます。ユーキャンは、初学者や文系出身者でも無理なく理解できる、わかりやすいテキストに定評がある通信講座です。
専門用語を噛み砕いた丁寧な解説や、図解を豊富に使った教材は、数学アレルギーを持つ人でも抵抗なく読み進められます。
過去の出題傾向を分析し、合格に必要な範囲を絞り込んでいるため、無駄なく効率的な学習が可能です。基礎からじっくり学びたい人や、わかりやすいテキストで勉強したい人におすすめです。
基本情報の計算問題に関するよくある質問(FAQ)
基本情報の計算問題対策を進めるなかで、多くの受験者が抱く疑問や不安をQ&A形式でまとめました。試験前のモヤモヤを解消しておきましょう。
基本情報の計算問題は全部で何問くらい出る?
基本情報技術者試験の計算問題数は、科目A(旧午前)では全60問中、例年5問から10問程度が出題されます。
割合にすると全体の約10%から15%ほどです。科目B(旧午後)においては、純粋な計算問題というよりもアルゴリズムやプログラミングのなかで計算処理を問われる形式がメインとなります。
計算問題の数は年度によって多少変動しますが、合否を左右するほど大量に出るわけではないため、過度に恐れる必要はありません。
基本情報の計算問題に裏ワザのような解き方はある?
基本情報技術者試験の計算問題の裏ワザとして、選択肢の単位や桁数を見て正解を絞り込むテクニックは存在します。
例えば、計算結果が大きくなりすぎないことを予測して選択肢を消去したり、問題文中の数値を足し引きして選択肢にある数字と一致するか確認したりする方法です。
ただし、これらはあくまで補助的な手段であり、確実な正解を導くものではありません。基本的には公式を覚えて正攻法で解くか、分からない場合は時間をかけずに次の問題へ進むのが最大の裏ワザといえます。
基本情報は未経験から何ヶ月で受かる?
IT未経験から基本情報の合格を目指す場合、一般的に3ヶ月から6ヶ月程度の学習期間が必要といわれています。
時間数に換算すると約200時間が目安です。もちろん、個人の基礎知識や確保できる学習時間によって変動します。
ITパスポートを取得済みの人や、集中的に時間が取れる学生であれば、1ヶ月から2ヶ月の短期集中学習で合格することも十分に可能です。
まずは無理のない学習計画を立てることが重要です。
数学0点の私でも基本情報に合格できる?
数学が全くできなくても基本情報技術者試験に合格することは十分に可能です。試験で求められる計算のほとんどは、足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算レベルであり、高度な微分積分や複雑な数式証明などは出題されません。
文系出身者や数学アレルギーの人でも、用語の暗記や論理的な読解力を磨くことでカバーできます。実際に多くの「数学0点レベル」の受験者が合格を手にしています。
基本情報の科目Bの計算問題(アルゴリズム)は捨ててもいい?
基本情報技術者試験において科目Bのアルゴリズム問題を完全に捨ててしまうと、合格するのは極めて困難になります。
科目Bはアルゴリズムとプログラミングの配点が全体の8割を占めており、ここを放棄すると残りのセキュリティ分野(2割)で満点を取っても合格ラインの6割には届かないためです。
ただし、アルゴリズムのなかでも極端に難解な問題や、計算手順が複雑すぎる問題については、部分的に捨てて他の解きやすい問題に時間を回す戦略は有効です。
まとめ
基本情報技術者試験の計算問題を捨てても合格できるか、戦略と対策について解説しました。記事のポイントは以下のとおりです。
- 科目Aは「部分的に捨てる」戦略が有効
- 科目Bは論理的思考が必要なため全捨てはNG
- 稼働率や情報量など「暗記で解ける計算」は拾う
- 難解な基数変換などは優先度を下げてOK
- 独学が厳しいなら通信講座の活用も検討する
計算問題への苦手意識は、解くべき問題を選別し、戦略的に対策することで克服できます。満点を目指す必要はありません。
合格ラインの6割を確保するために、この記事で紹介した「コスパの良い問題」から着実に取り組んでみてください。



コメント