生徒ITパスポートに出てくる用語の覚え方が全然わからない・・・
3文字英語の略語やカタカナばかりで頭に入らないよ。
効率よく暗記できるコツが知りたい!
ITパスポートの学習を始めると、聞き慣れない専門用語や似たような3文字略語の多さに圧倒され「自分には無理かも」と不安になる人は少なくありません。
しかし、用語が覚えられないのは能力のせいではなく、単に「脳に残る覚え方」を知らないだけである可能性が高いです。
この記事では、初心者が陥りやすい暗記の罠と、脳科学に基づいた効率的なITパスポート用語の覚え方、そして試験で使える語呂合わせテクニックを徹底解説します。
丸暗記の苦行から抜け出し、楽しく合格を目指したい人はぜひ参考にしてみましょう。



用語をただの「記号」として覚えるのはNGです。
意味やイメージ、語呂合わせとセットで覚えれば、驚くほどスラスラ頭に入ってきますよ。
- ITパスポート用語が覚えられない原因と脳科学的な対策
- 3文字英語や頻出用語の「語呂合わせ」と「イメージ暗記法」
- 独学での暗記効率を最大化する無料ツール・アプリ
- 暗記に限界を感じたときのおすすめ通信講座
ITパスポートの用語が覚えられない!初心者が陥る原因と対策
ITパスポートの用語の覚え方で多くの初心者がつまずく背景には、明確な原因があります。脳の仕組みを理解し、正しい対策を講じることで暗記効率は劇的に向上します。


- 原因①アルファベット3文字の略語(英単語)が混ざって混乱する
- 原因②用語の意味を理解せず丸暗記しようとしている
- 原因③過去問を解く回数が不足しており出題パターンに慣れていない
- 対策|人間の脳の仕組みを利用した「忘れない工夫」を取り入れる
ひとつずつ見ていきましょう。
原因①アルファベット3文字の略語(英単語)が混ざって混乱する
ITパスポートの用語暗記で初心者がつまずく原因の1つ目は、アルファベット3文字の略語(英単語)が混ざって混乱することです。
特に以下のような、似たアルファベットの羅列が多く登場するため、それぞれの違いを明確に区別できないケースが多発します。
- SCM(Supply Chain Management)
- CRM(Customer Relationship Management)
- BPO(Business Process Outsourcing)
これらを単なる記号として覚えようとすると記憶に定着しづらいため、元の英語の意味や役割とセットで覚える工夫が必要です。
原因②用語の意味を理解せず丸暗記しようとしている
ITパスポートの用語暗記でつまずく原因として、用語の意味を理解せず丸暗記しようとしている点も挙げられます。
たとえば「BCP=事業継続計画」と日本語訳だけを機械的に暗記しても、内容をイメージできていなければ、少し表現を変えられただけで試験問題に対応できません。
その用語が持つ本来の意味や、どのようなビジネスシーンで使われるかという背景まで深く理解することで、記憶の定着率が高まります。
原因③過去問を解く回数が不足しており出題パターンに慣れていない
ITパスポートの用語暗記でつまずく原因には、過去問を解く回数が不足しており出題パターンに慣れていないことも関係しています。
テキストを読むだけでは、覚えたはずの用語が実際の試験でどのように問われるかイメージしにくいものです。インプットとアウトプットのバランスを欠くと、覚えたつもりでも点数に結びつかないため、早期から過去問演習を取り入れることが重要です。
対策|人間の脳の仕組みを利用した「忘れない工夫」を取り入れる
ITパスポートの用語を覚える対策として、人間の脳の仕組みを利用した「忘れない工夫」を取り入れることが効果的です。
人間の脳は一度見聞きしただけではすぐに忘れるようにできており、覚えたことを1日後には約74%も忘れてしまうとされています。
この脳の性質を逆手に取り、以下のような具体的なアクションを学習に取り入れましょう。


| 脳の仕組み・工夫 | 具体的なやり方(アクション) |
|---|---|
| 復習のタイミングを管理する | 学習した「翌日」「1週間後」「1カ月後」に同じ用語を復習し、記憶の定着率を回復させる。 |
| 五感をフル活用する(視覚・聴覚・触覚) | テキストを目で追うだけでなく、用語を「声に出して読む」、図を「手で書く」など、身体を使って脳を刺激する。 |
| 感情と紐づける(エピソード記憶) | 無機質な用語に「面白い語呂合わせ」や「身近な失敗談」などのストーリーを持たせ、感情を動かして記憶する。 |
これらを意識して学習プロセスに組み込むことが、長期記憶への定着につながります。



復習のタイミングが命です。完璧でなくてもいいので、何度も繰り返すことが定着への近道ですよ。
【基本編】ITパスポート用語を効率的に定着させる3つの基本戦略
ITパスポートの用語を覚える際に、効率的に記憶を定着させるための基本戦略が存在します。やみくもに暗記するのではなく、学習の進め方を工夫しましょう。


順に解説します。
手順①接触回数を増やして「単純接触効果」で脳に刷り込む
ITパスポート用語を効率的に定着させる基本戦略の1つ目は、接触回数を増やして「単純接触効果」で脳に刷り込むことです。
1つの用語をじっくり時間をかけて覚えるよりも、短時間でもいいので何度もその用語を目にする方が記憶に残ります。
心理学で「ザイオンス効果」と呼ばれるこの現象を利用し、単語帳をパラパラと見る回数を増やしたり、スキマ時間にアプリを開いたりして、用語との接触頻度を高めることが暗記のコツです。
手順②1回で完璧を求めず「なんとなく」の理解で次に進む
ITパスポート用語を効率的に定着させるには、1回で完璧を求めず「なんとなく」の理解で次に進むことも大切です。 最初から詳細まで完璧に覚えようとすると、学習が進まず挫折する原因になります。
まずは「これはセキュリティの話だな」程度の理解で全体を一周し、2周目以降で徐々に知識を深めていく「塗り重ね学習」が効率的です。
分からない箇所があっても立ち止まらず、まずは最後まで読み進める勇気を持ちましょう。



最初から100点を目指すと疲れてしまいます。まずは「広く浅く」全体を知ることから始めましょう。
手順③10分間の復習を繰り返して記憶の定着率を高める
ITパスポート用語を効率的に定着させる基本戦略の3つ目は、10分間の復習を繰り返して記憶の定着率を高めることです。
学習した直後や寝る前などに短い復習時間を設けるだけで、記憶の定着率は大幅に変わります。長時間勉強するよりも、こまめに復習を挟む方が脳への負担も少なく、効率よく用語を定着させることができます。
電車での移動中や就寝前の10分を活用し、その日に学んだことをサッと見返す習慣をつけましょう。
【テクニック編1】ITパスポートのアルファベット3文字略語(英語)の絶対的な覚え方
ITパスポートの用語を暗記する際にで多くの人が苦戦する3文字略語は、元の英単語を知ることで驚くほど覚えやすくなります。
丸暗記からの脱却を目指しましょう。


- 手順①英単語のフルスペルを調べて本来の意味を理解する
- 手順②「M=Management(管理)」などの共通語尾をグループ化する
- 手順③SCM・CRMなど似た用語はセットで違いを比較する
- 覚え方例①SCM(供給の鎖)は「S」upplyから連想する
- 覚え方例②CRM(顧客関係)は「C」ustomerから連想する
- 覚え方例③MDM(モバイル管理)は「M」obileから連想する
- 覚え方例④BPO(業務委託)は「P」rocessのアウトソーシングと覚える
ひとつずつ解説します。
手順①英単語のフルスペルを調べて本来の意味を理解する
ITパスポートの用語の覚え方における略語攻略の最初の手順は、英単語のフルスペルを調べて本来の意味を理解することです。
たとえば「BCP」なら「Business Continuity Plan」と調べ、「Continuity(継続)」という意味を知れば「事業継続計画」と自然に結びつきます。
略語の背景にある英語の意味を知ることは、単なる記号暗記を「意味のある学習」に変える最良の方法です。最初は手間に感じるかもしれませんが、急がば回れで定着率が格段に上がります。
手順②「M=Management(管理)」などの共通語尾をグループ化する
ITパスポートの用語の覚え方として、「M=Management(管理)」などの共通語尾をグループ化する方法も有効です。
ITパスポートの略語には、語尾が共通する単語が多く存在します。共通する単語をグループ化して覚えることで、個別に暗記する手間を省けます。
主要な5つのグループを以下の表にまとめました。
| 語尾 | 英語(意味) | 代表的な略語例 |
|---|---|---|
| M | Management(管理) | SCM(供給連鎖管理)、CRM(顧客関係管理)、MDM(モバイル端末管理)、PLM(製品ライフサイクル管理) |
| S | System(システム) | POS(販売時点情報管理)、GPS(全地球測位システム)、GIS(地理情報システム)、IDS(侵入検知システム) |
| P | Protocol(通信規約) | HTTP(Web通信)、SMTP(メール送信)、POP(メール受信)、FTP(ファイル転送)、NTP(時刻同期) |
| L | Language(言語) | SQL(データベース操作)、HTML(Webページ記述)、XML(データ記述)、UML(モデリング言語) |
| I | Interface(接点・境界面) | API(アプリ連携)、GUI(グラフィカル操作画面)、CUI(文字ベース操作画面)、HDMI(映像音声端子) |
特にM、S、P、Lの4つを押さえておくだけで、試験本番で初見の略語が出ても「最後がPだからプロトコル(通信のルール)だな」と推測でき、選択肢を絞り込めるようになります。



略語が多くて覚えきれません…。全部丸暗記しないとダメですか?



丸暗記は不要です!語尾の「M」や「S」に注目すれば、意味を推測できるようになりますよ。
手順③SCM・CRMなど似た用語はセットで違いを比較する
ITパスポートの用語の覚え方3つ目は、SCM・CRMなど似た用語はセットで違いを比較することです。紛らわしい用語を個別に覚えるのではなく、並べて比較することでそれぞれの特徴が際立ちます。
単独で覚えるよりも、以下のように対比させて覚える方が効率的です。
| 用語 | 覚え方のポイント(視点) | 意味 |
|---|---|---|
| SCM | Supply(供給)側の管理 | 部品調達から販売までの「モノの流れ」を最適化する |
| CRM | Customer(顧客)側の管理 | 顧客情報や購入履歴などの「情報の活用」で関係を強化する |
このように「誰を管理するのか」という視点で区別することで、試験本番での混同を防ぎ、正答率を上げられるでしょう。
覚え方例①SCM(供給の鎖)は「S」upplyから連想する
ITパスポート用語の覚え方の具体例として、SCM(Supply Chain Management)は「S」upplyから連想しましょう。
Supplyは「供給」を意味するため、部品の調達から製造、販売までの一連の「供給の鎖(チェーン)」を管理する手法だと覚えられます。
「S=供給」というキーワードを頭に入れておけば、選択肢から正解を即座に見つけ出すことが可能です。
覚え方例②CRM(顧客関係)は「C」ustomerから連想する
ITパスポート用語の覚え方の具体例として、CRM(Customer Relationship Management)は「C」ustomerから連想するのが鉄則です。
Customerは「顧客」を意味するため、顧客情報を一元管理して関係を強化する手法だと理解できます。お店の会員カードや購入履歴の管理などは、すべてこの「C(顧客)」に関わるCRMの一環だとイメージしてください。
覚え方例③MDM(モバイル管理)は「M」obileから連想する
ITパスポート用語の覚え方において、MDM(Mobile Device Management)は「M」obileから連想すると簡単です。
Mobileはスマホやタブレットなどの「モバイル端末」を指すため、会社が支給した端末を遠隔で管理するシステムのことだと分かります。
紛失時のロック機能やアプリのインストール制限などは、このMDMによって制御されている機能です。
覚え方例④BPO(業務委託)は「P」rocessのアウトソーシングと覚える
ITパスポート用語の覚え方の例として、BPO(Business Process Outsourcing)は「P」rocessのアウトソーシングと覚えましょう。
単なる外注ではなく、業務の「プロセス(工程)」ごと外部に委託する点がポイントです。コールセンター運営や人事給与計算など、特定の業務プロセスを丸ごとプロに任せる手法として定着させます。
【テクニック編2】ITパスポートの語呂合わせとイメージで脳に刻む暗記法
ITパスポート用語の覚え方には、論理的な理解だけでなく、語呂合わせやイメージを使った右脳的なアプローチも強力な武器になります。
- 手順①こじつけでもOK!自分だけの語呂合わせを作成する
- 手順②ストーリーや背景と紐づけて用語を物語として覚える
- 覚え方例①MTBF(平均故障間隔)は「元(M)ビーフ(TBF)は修理可能」
- 覚え方例②不正のトライアングルは「動機・機会・正当化」のリズムで覚える
- 覚え方例③DMZ(非武装地帯)は「武装地帯・中間エリア」のイメージを持つ
ひとつずつ解説します。
手順①こじつけでもOK!自分だけの語呂合わせを作成する
ITパスポート用語の覚え方として、こじつけでもOKなので自分だけの語呂合わせを作成するテクニックがあります。
市販の語呂合わせ本を使うのも良いですが、自分で考えたユニークな語呂合わせの方が記憶に強く残ります。多少意味が通らなくても、自分が覚えやすいフレーズやリズムに乗せて用語を口ずさむことが、暗記の壁を突破する鍵です。
「バカバカしい」と感じるほど、脳はそれを重要な情報として認識する傾向にあります。
手順②ストーリーや背景と紐づけて用語を物語として覚える
ITパスポート用語の覚え方として、ストーリーや背景と紐づけて用語を物語として覚える方法もおすすめです。用語単体ではなく「ある企業がサイバー攻撃を受けて、CSIRT(緊急対応チーム)が活躍した」といった具体的なストーリーを想像します。
無機質な用語に物語性を持たせることで、脳が情報を重要だと認識し、忘れにくくなるでしょう。丸暗記よりも、背景にあるドラマを知るほうが記憶の定着率は高まります。
覚え方例①MTBF(平均故障間隔)は「元(M)ビーフ(TBF)は修理可能」
ITパスポート用語の覚え方の語呂合わせ例として、MTBF(平均故障間隔)は「元(M)ビーフ(TBF)は修理可能」と覚えましょう。
MTBFは故障から次の故障までの時間を指し、修理して使うことが前提の指標です。一方、修理できないMTTF(平均故障時間)と区別するために、以下のように整理します。
| 用語 | 意味 | 覚え方(語呂) |
|---|---|---|
| MTBF | 平均故障間隔 | 元ビーフ(牛)は直せる (修理可能) |
| MTTF | 平均故障時間 | 元豆腐(TTF)は直せない (修理不可) |
このように「直せるか直せないか」を食材に例えることで、試験中のド忘れを防げます。



ユーモアのある語呂合わせは記憶に残りやすいです。自分でオリジナルの語呂を作るのもおすすめですよ。
覚え方例②不正のトライアングルは「動機・機会・正当化」のリズムで覚える
ITパスポート用語の覚え方の例として、不正のトライアングルは「動機・機会・正当化」のリズムで覚えるのが効果的です。
人が不正を働くには3つの要素が揃う必要があるという理論ですが、これらをリズムよく口に出して暗記します。「動機があって、チャンス(機会)があり、言い訳(正当化)できるときに不正は起きる」とドラマのシーンのように覚えるのも手です。
3拍子のリズムに乗せることで、用語がスッと頭に入ってきます。
覚え方例③DMZ(非武装地帯)は「武装地帯・中間エリア」のイメージを持つ
ITパスポート用語の覚え方のイメージ戦略として、DMZ(DeMilitarized Zone)は「非武装地帯・中間エリア」のイメージを持ちましょう。
インターネット(危険)と社内ネットワーク(安全)の間に設置される、緩衝地帯のような場所です。外部に公開するWebサーバなどは、このDMZという「中間エリア」に置くのがセキュリティの定石だと映像で理解します。
「危険地帯と安全地帯の間のクッション」という図を頭に描いてください。
【テクニック編3】ITパスポートで五感をフル活用して記憶の定着率を上げる方法
ITパスポート用語の暗記をさらに強化するには、目だけでなく耳や手など、五感をフル活用することが近道です。
ひとつずつ解説します。
手順①YouTubeなどの解説動画を視聴して「目と耳」で理解する
ITパスポート用語の覚え方における五感活用法1つ目は、YouTubeなどの解説動画を視聴して「目と耳」で理解することです。
文字を読むのが苦手な人でも、動画ならアニメーションや音声解説によって受動的に情報をインプットできます。視覚と聴覚を同時に刺激することで、テキストだけでは理解しきれなかった用語のニュアンスもスムーズに掴めるようになるでしょう。
通勤中や家事の合間に「聞き流し」をするだけでも効果は絶大です。



動画なら移動中も勉強できますね。耳からの情報は記憶に残りやすいので、スキマ時間に最適です。
手順②重要用語を声に出して音読し「口と耳」を刺激する
ITパスポート用語の覚え方の手順として、重要用語を声に出して音読し「口と耳」を刺激する方法も有効です。黙読だけでは脳への刺激が限定的ですが、声に出すことで自分の声を耳で聞くというフィードバックが発生し、記憶が強化されます。
部屋で勉強する際は、ブツブツと用語や意味を唱える習慣をつけると、暗記スピードが格段に上がります。恥ずかしがらずに、五感をフルに使って脳に刻み込みましょう。
手順③複雑な仕組みは図解して書き出し「手」を動かす
ITパスポート用語の覚え方で理解を深めるには、複雑な仕組みは図解して書き出し「手」を動かすことが欠かせません。
公開鍵暗号方式やネットワーク構成図など、頭の中だけで整理するのが難しい概念は、以下のように簡単な図を紙に書いて整理します。


手を動かす行為自体が脳を活性化させ、論理的な構造を理解する助けとなるはずです。きれいに書く必要はないので、自分が理解できるメモ書きをたくさん作りましょう。
【分野別】ITパスポートのストラテジ系(経営・法律)の頻出用語一覧と覚え方
ITパスポートにおいて、ストラテジ系は企業経営や法律に関わる重要な分野です。用語を覚える際は、似たような概念を整理して覚えることが得点アップの鍵です。
以下の項目に分けて具体的な覚え方を紹介します。
- 損益計算書の5つの利益は「うえK前順」で覚える
- SWOT分析は「強み・弱み・機会・脅威」の頭文字と理解する
- PPM(プロダクトポートフォリオ)は「花形・金のなる木」の図を描く
- マーケティングの4Pと4Cは「売り手視点」と「買い手視点」で区別する
- M&A(合併・買収)とアライアンス(提携)の違いを整理する
- CSR(企業の社会的責任)とSDGs(持続可能な開発目標)はセットで覚える
- BSC(バランススコアカード)は「財務・顧客・業務・学習」の4視点
- BCP(事業継続計画)は災害時の対応マニュアルとイメージする
- KPI(重要業績評価指標)とKGI(重要目標達成指標)は「途中」か「ゴール」か
- 知的財産権は「産業財産権」と「著作権」の保護対象の違いを押さえる
- コンプライアンス(法令遵守)とコーポレートガバナンス(企業統治)の関係
- JANコード・QRコード・RFIDは「読み取り技術」としてまとめて覚える
順に見ていきましょう。
損益計算書の5つの利益は「うえK前順」で覚える
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方として、損益計算書の5つの利益は「うえK前順(売上総・営業・経常・税引前・当期純)」という語呂で覚えましょう。
上から順に費用が差し引かれていく構造を理解することが重要です。
| 語呂 | 正式名称 | 覚え方のコツ |
|---|---|---|
| う | 売上総利益 | 最初の「う」は売上の「粗利」 |
| え | 営業利益 | 本業の力!営業の「え」 |
| K(け) | 経常利益 | いつもの実力、ケージョーの「け」 |
| 前 | 税引前当期純利益 | 税金を払う「前」の利益 |
| 順(じゅん) | 当期純利益 | 最後に残る「純」粋な利益 |
「売上総利益」から始まり、最終的に手元に残るのが「当期純利益」であるという流れを、この呪文のような語呂で定着させます。
SWOT分析は「強み・弱み・機会・脅威」の頭文字と理解する
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方で頻出のSWOT分析は、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字です。


「自分の中のこと(S・W)」か「外の世界のこと(O・T)」かで区別すると覚えやすくなります。
| 頭文字 | 用語 | 覚え方のコツ(誰のこと?) |
|---|---|---|
| S | Strength(強み) | 自分(自社)の良いところ |
| W | Weakness(弱み) | 自分(自社)のダメなところ |
| O | Opportunity(機会) | 世の中(市場)のチャンス |
| T | Threat(脅威) | 世の中(市場)のピンチ |
「SWは自分のこと、OTは周りのこと」と覚えておけば、内部要因と外部要因の分類で迷うことはありません。



自己分析にも使える手法です。「強み」と「機会」を活かす戦略を考えると、イメージしやすいですね。
PPM(プロダクトポートフォリオ)は「花形・金のなる木」の図を描く
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方として、PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は「花形・金のなる木・問題児・負け犬」の4象限の図を描いて覚えます。


市場成長率と市場占有率の2軸で事業を分類する方法ですが、それぞれの特徴を「人間やストーリー」に例えると一発で覚えられます。
| 用語 | 特徴 | ストーリーの覚え方(イメージ) |
|---|---|---|
| 花形 | 成長もシェアも高い | 金はかかるが将来のエース |
| 金のなる木 | 成長低いがシェア高い | 手のかからない孝行息子 |
| 問題児 | 成長高いがシェア低い | 世話の焼けるギャンブラー (投資次第で化ける) |
| 負け犬 | 成長もシェアも低い | 撤退を待つ窓際族 (利益が出ない) |
このようにキャラクター化して覚えることで、試験中に「これは孝行息子のことだな」と瞬時に判断できるようになります。
マーケティングの4Pと4Cは「売り手視点」と「買い手視点」で区別する
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方において、マーケティングの4Pは「売り手視点」、4Cは「買い手視点」で区別するのがポイントです。
4P(Product/Priceなど)は企業が「売りたい」要素、4C(Customer Valueなど)は顧客が「欲しい」要素となります。


「PはProducer(生産者)の視点、CはCustomer(消費者)の視点」と頭文字をリンクさせて覚えましょう。
M&A(合併・買収)とアライアンス(提携)の違いを整理する
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方で重要なM&Aとアライアンスは、会社が「一つになる」か「協力する」かの違いで整理します。
M&Aは合併や買収によって経営権を移動させる強力な手段です。対してアライアンスは、互いの独立性を保ちながら業務提携を行う緩やかな協力関係であることを理解しておきましょう。
頭文字を使って以下のようにイメージすると、一発で区別がつきます。
| 用語 | 意味 | 覚え方(イメージ) |
|---|---|---|
| M&A | 合併・買収 | Marriage(結婚)の「MA」 →完全に一緒になる |
| アライアンス | 業務提携 | あくしゅ(握手)の「ア」 →手を取り合って協力するだけ |
「MAは結婚、アは握手」と覚えることで、関係性の深さを間違えることはなくなります。
CSR(企業の社会的責任)とSDGs(持続可能な開発目標)はセットで覚える
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方として、CSR(Corporate Social Responsibility)とSDGsはセットで覚えるのが効率的です。
CSRは企業が社会に対して果たすべき責任全般を指し、その具体的な目標としてSDGsが存在するという関係性です。
「CSRは企業の『姿勢』、SDGsは具体的な『ゴール』」と区別して覚えましょう。
BSC(バランススコアカード)は「財務・顧客・業務・学習」の4視点
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方で頻出のBSC(バランススコアカード)は、「財務・顧客・業務プロセス・学習と成長」の4つの視点で業績を評価する手法です。


単なる売上管理(財務の視点)だけでなく、以下の表のように多面的な視点で企業を評価します。
| 視点 | 評価のポイント | 覚え方のコツ |
|---|---|---|
| 財務の視点 | 株主目線 | 儲かってる? |
| 顧客の視点 | 顧客目線 | 好かれてる? |
| 業務プロセスの視点 | 現場目線 | うまいことやってる? |
| 学習と成長の視点 | 未来目線 | 成長してる? |
「金・客・技・育」の4文字で企業の健康診断をすると覚えれば完璧です。
BCP(事業継続計画)は災害時の対応マニュアルとイメージする
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方において、BCP(Business Continuity Plan)は災害時の対応マニュアルとイメージすると分かりやすいです。
地震やパンデミックなどの緊急事態に、いかに事業を復旧・継続させるかを定めた計画のことですが、頭文字を以下のように読み替えて覚えましょう。
- B:ビジネス(Business)を
- C:絶対に止めないコンティニュー(Continuity)
- P:計画(Plan)
「ビジネス・コンティニュー・プラン!何が起きても絶対に止めないぞ!」と覚えることで、単なる日本語訳以上に意味が深く定着します。
KPI(重要業績評価指標)とKGI(重要目標達成指標)は「途中」か「ゴール」か
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方として、KPIは「途中の目標」、KGIは「最終ゴール」と区別して覚えましょう。
KGI(Goal)が最終的な売上目標であるのに対し、KPI(Performance)はそのための訪問件数などのプロセス指標です。
「Gはゴール!Pはプロセス!」と覚えておけば、どちらが最終目標か瞬時に判断できます。



KPIとKGI、どっちがどっちかすぐに忘れてしまいます…。



「G」はゴールのG!と覚えましょう。最終目標がKGI、そこに向かう通過点がKPIです。
知的財産権は「産業財産権」と「著作権」の保護対象の違いを押さえる
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方で複雑な知的財産権は、「産業財産権(特許など)」と「著作権」の保護対象の違いを押さえることが重要です。
産業財産権は役所に登録が必要ですが、著作権は作った瞬間に権利が発生します。「産業系は役所でハンコが必要、著作権は生まれたまま(手続き不要)」という手続きの有無を対比させると忘れません。
コンプライアンス(法令遵守)とコーポレートガバナンス(企業統治)の関係
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方として、コンプライアンスは「ルールを守ること」、コーポレートガバナンスは「監視する仕組み」と理解しましょう。
企業が不正を行わないように法律や倫理を守るのがコンプライアンスです。経営者が暴走しないように株主などが監視・統制するのがコーポレートガバナンスという関係性です。
「コンプラは『守る』こと、ガバナンスは『見張る』こと」と役割の違いを一言で整理します。
JANコード・QRコード・RFIDは「読み取り技術」としてまとめて覚える
ストラテジ系のITパスポート用語の覚え方の最後は、JANコード・QRコード・RFIDを「読み取り技術」としてまとめて覚えましょう。


JANはバーコード、QRは二次元コード、RFIDはICタグを使った無線通信技術です。「JANは横線、QRは四角、RFIDは電波でピッ!」と読み取り方の見た目や動作で区別して記憶しましょう。
【分野別】ITパスポートのマネジメント系(IT管理)の頻出用語一覧と覚え方
ITパスポートのマネジメント系における用語の覚え方は、システム開発やプロジェクト管理の流れをイメージすることが大切です。
以下の項目に分けて具体的な覚え方を紹介します。
- システム開発の5つのプロセスは「要件定義~テスト」の流れで整理
- アジャイル開発とウォーターフォール開発は「作り方」を対比させて覚える
- DevOpsは「開発(Dev)」と「運用(Ops)」の連携協力と理解する
- プロジェクトマネジメント(PMBOK)は「Q・C・D」のバランスで覚える
- WBS(作業分解構成図)は「作業を細分化したツリー図」とイメージする
- ガントチャートとアローダイアグラムは「スケジュール管理図」として区別する
- SLA(サービスレベル合意書)は「品質保証の約束」と覚える
- SLM(サービスレベル管理)はSLAを維持・改善する活動のこと
- ITIL(アイティル)はITサービスマネジメントの成功事例集
- システム監査は「独立した第三者」がキーワード
- 内部統制は「企業活動を健全に保つためのルール作り」と理解する
- サービスデスクは「単一の窓口(SPOC)」としての役割を覚える
ひとつずつ解説します。
システム開発の5つのプロセスは「要件定義~テスト」の流れで整理
マネジメント系のITパスポート用語の覚え方として、システム開発のプロセスは「要件定義→設計→プログラミング→テスト→運用」という時間の流れで整理します。


家を建てる手順に例えると、用語の意味がすんなり頭に入ります。
| プロセス | 家づくりでの例え | やること |
|---|---|---|
| 要件定義 | どんな家に住みたい? | 必要な機能を決める |
| 設計 | 設計図を書く | 画面やデータの構造を決める |
| プログラミング | 大工さんが建てる | コードを書いて作る |
| テスト | 住めるかチェック | バグがないか確認する |
| 運用 | 実際に住む | システムを使い続ける |
「まずは希望を聞いて(要件)、図面を書いて(設計)、作って(プログラミング)、確認して(テスト)、使う(運用)」というストーリーで覚えましょう。
アジャイル開発とウォーターフォール開発は「作り方」を対比させて覚える
マネジメント系のITパスポート用語において、アジャイル開発とウォーターフォール開発は「作り方」の特徴を対比させて覚えます。
「計画通りに進めるか」「臨機応変に進めるか」というスタンスの違いを、以下のイメージで区別しましょう。
| 用語 | 意味 | 覚え方のイメージ |
|---|---|---|
| ウォーターフォール | 工程を順番に終わらせる | 滝(Waterfall) →水は下から上には戻らない(後戻りしない) |
| アジャイル | 短期間で修正を繰り返す | 俊敏(Agile)な忍者 →変化に合わせて素早く動く |
「滝は戻れない慎重派、アジャイルは素早い行動派」とキャラクター化して記憶します。



最近の現場ではアジャイルが主流ですが、基本のウォーターフォールもしっかり押さえておきましょう。
DevOpsは「開発(Dev)」と「運用(Ops)」の連携協力と理解する
マネジメント系のITパスポート用語で重要なDevOpsは、Development(開発)とOperations(運用)が連携協力する手法だと理解します。


対立しがちな開発チーム(新機能をどんどん作りたい)と運用チーム(安定して稼働させたい)が、仲良く協力してシステム価値を高めようという概念です。
「デブ(Dev)とオプス(Ops)が手を取り合って仲直り」という擬人化したイメージを持てば、用語の意味を忘れることはありません。
プロジェクトマネジメント(PMBOK)は「Q・C・D」のバランスで覚える
マネジメント系のITパスポート用語として、プロジェクト管理はQuality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)のQCDバランスが重要と覚えます。
これらを管理するための知識体系がPMBOKです。「安く(Cost)、早く(Delivery)、うまく(Quality)作る」という、牛丼屋さんのようなキャッチフレーズでプロジェクトの鉄則を覚えましょう。
WBS(作業分解構成図)は「作業を細分化したツリー図」とイメージする
マネジメント系のITパスポート用語の覚え方で頻出のWBS(Work Breakdown Structure)は、作業を細分化したツリー図をイメージしましょう。


プロジェクトという大きな塊を、担当者が実行できるレベルまで細かく分解した図のことですが、頭文字をそのまま動作に結びつけます。
「Work(作業)を Breakdown(分解)する Structure(図)」「W(作業)をB(分解)!」と覚えれば、意味と名前が直結します。
ガントチャートとアローダイアグラムは「スケジュール管理図」として区別する
マネジメント系のITパスポート用語において、ガントチャートとアローダイアグラムはどちらも工程管理に使われますが、見た目と役割が違います。


試験で図を見て答えられるように、以下の特徴を押さえましょう。
| 用語 | 見た目 | 役割・覚え方 |
|---|---|---|
| ガントチャート | 横棒グラフ | 「いつやるか」が分かる →ガーンと横に伸びる棒 |
| アローダイアグラム | 矢印(アロー) | 「作業の順序」が分かる →あっちコッチへ向かう矢印 |
「ガントは予定表(横棒)、アローは順序(矢印)」とキーワードで区別します。
SLA(サービスレベル合意書)は「品質保証の約束」と覚える
マネジメント系のITパスポート用語として、SLA(Service Level Agreement)は「品質保証の約束」と覚えましょう。
発注者と提供者の間で「稼働率99.9%を保証します」といった具体的な数値で取り交わす合意のことですが、3文字それぞれの意味をつなげると理解が深まります。
- S:Service(サービス)の内容を
- L:どのLevel(レベル・品質)でやるか
- A:Agreement(握手・合意)する
「どんなサービスを(S)、どのレベルでやるか(L)、握手する(A)」というストーリーで覚えれば、単なる暗記ではなく「契約書」としての実態がイメージできます。



サービスレベル合意書って、なんだか難しそうな言葉ですね。



要は「品質のお約束」です。レストランで「料理を15分以内に出します」と約束するイメージですよ。
SLM(サービスレベル管理)はSLAを維持・改善する活動のこと
マネジメント系のITパスポート用語で、SLAと混同しやすいのがSLM(Service Level Management)です。SLA(約束)を守るために、モニタリングや改善を行う継続的な「管理(Management)」活動を指します。
「SLAは『書類(約束)』、SLMは『活動(管理)』」と、最後の文字の違い(AかMか)で約束か管理かを判断しましょう。
ITIL(アイティル)はITサービスマネジメントの成功事例集
マネジメント系のITパスポート用語として、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)はIT運用管理の「成功事例集(ベストプラクティス)」と覚えます。
世界中のうまくいったやり方をまとめた、いわば「IT運用の教科書」です。「ITILは、IT運用の『愛(I)ある知(T)恵(IL)』の結晶」と少し強引ですが語呂合わせで覚えると、成功事例集という意味が定着します。
システム監査は「独立した第三者」がキーワード
マネジメント系のITパスポート用語において、システム監査で最も重要なキーワードは「独立した第三者」です。身内がチェックするとどうしても甘くなるため、利害関係のない第三者が客観的にシステムのリスクやコントロールを評価します。
「監査は厳しい他人(第三者)の目」と覚えておけば、内部の人間が監査するという引っ掛け問題に騙されません。
内部統制は「企業活動を健全に保つためのルール作り」と理解する
マネジメント系のITパスポート用語の覚え方として、内部統制は「企業活動を健全に保つためのルール作り」と理解しましょう。
社員が不正をしたりミスをしたりしないよう、会社の中に仕組みを作ることです。「内部統制は、会社の中(内部)をコントロール(統制)する自治活動」と漢字のまま意味を捉えればOKです。
サービスデスクは「単一の窓口(SPOC)」としての役割を覚える
マネジメント系のITパスポート用語の覚え方の最後は、サービスデスクを「単一の窓口(SPOC:Single Point of Contact)」として覚えることです。
「パソコンが壊れた」「パスワードを忘れた」など、あらゆる問い合わせを一本化して受け付ける機能を指します。
「困ったらここへ!ワンストップのSPOC(スポック)」とリズムよく唱えて、窓口が一つである重要性を記憶しましょう。
【分野別】ITパスポートのテクノロジ系(IT技術)の頻出用語一覧と覚え方
ITパスポートにおいて、テクノロジ系はPCやインターネットの仕組みを学ぶ分野です。イメージしにくい技術用語は、身近な例に置き換えて理解しましょう。
以下の項目に分けて具体的な覚え方を紹介します。
- クラウド・ネットワーク関連の3文字用語攻略
- SaaS・PaaS・IaaSは「提供範囲」の図を描いて覚える
- OSS(オープンソース)は「ソースコード公開・改良自由」がポイント
- DHCP・DNS・SNMPは「役割」を擬人化してイメージする
- POP3・IMAP・SMTPは「メールの受信・送信」の役割で区別する
- LAN(構内)とWAN(広域)はネットワークの「範囲」の違い
- 5G(第5世代移動通信)の特徴は「高速・多数同時接続・低遅延」
- AI(人工知能)関連は機械学習とディープラーニングの包含関係を知る
- IoT(モノのインターネット)は家電やセンサーの事例で覚える
- DX(デジタルトランスフォーメーション)は「ITによる変革」と理解する
- ブロックチェーンは「改ざん困難な分散型台帳」とイメージする
- AR(拡張現実)・VR(仮想現実)・MR(複合現実)の違いを体感で覚える
- データベースの「正規化」はデータの重複をなくして整理すること
- SQLはデータベースを操作するための「命令言語」と覚える
ひとつずつ解説します。
クラウド・ネットワーク関連の3文字用語攻略
テクノロジ系のITパスポート用語として、まずはクラウドやネットワーク関連の3文字略語を攻略しましょう。これらは似たようなアルファベットが並びますが、それぞれの「役割」を明確にすることで区別できます。
次項から紹介するSaaSやDHCPなどは、丸暗記ではなく「何をしてくれる技術なのか」という機能面からアプローチするのが定着のコツです。
SaaS・PaaS・IaaSは「提供範囲」の図を描いて覚える
テクノロジ系のITパスポート用語で頻出のクラウドサービス分類(SaaS・PaaS・IaaS)は、「どこまで提供してくれるか」の範囲を図解して覚えます。


「ピザ屋」に例えられることが多いですが、以下のように「自炊」と比較すると分かりやすくなります。
| 用語 | イメージ(料理の例え) | 頭アルファベット語呂合わせ |
|---|---|---|
| SaaS | レストラン (全部お任せ、食べるだけ) | Subete(全て)お任せ →ソフトまで全部用意してくれる |
| PaaS | キッチンレンタル (場所と道具はある、料理は自分) | Place(場所)と Pot(鍋) →アプリを作る場所と道具はある |
| IaaS | バーベキュー場 (場所だけある、食材・道具は持参) | Ibasho(居場所)だけ →インフラ(土台)だけ借りる |
「Sは全て、Pは場所(Place)、Iは居場所だけ」と覚えることで、提供範囲の広さと段階を一発で区別できます。



「自炊」と「外食」の例えは分かりやすいですね。どこまでお任せするかで分類するとスッキリします。
OSS(オープンソース)は「ソースコード公開・改良自由」がポイント
テクノロジ系のITパスポート用語において、OSS(オープンソースソフトウェア)は「ソースコード公開・改良自由」な点が最大のポイントです。
プログラムの中身(設計図)が無料で公開されており、誰でも自由に使ったり直したりできるソフトウェアを指します。
「OSSは、秘伝のタレのレシピが公開されている料理」とイメージし、誰でもアレンジして美味しい料理(ソフト)が作れる仕組みだと覚えましょう。
DHCP・DNS・SNMPは「役割」を擬人化してイメージする
テクノロジ系のITパスポート用語の覚え方として、DHCP・DNS・SNMPなどのネットワークプロトコルは役割を擬人化してイメージします。
無機質なアルファベットも、仕事内容を持つキャラクターにすると親しみが湧きます。
| 用語 | 役割 | 擬人化した覚え方 |
|---|---|---|
| DHCP | IPアドレス自動割り当て | IP配りおじさん(来た人に「はい、君の住所はこれ」と渡す) →Douzo(どうぞ) Hai(はい) Core(これ) Pass(IPパス) |
| DNS | ドメイン名とIPの変換 | 住所案内人(「google.comに行きたい」→「住所はここです」と教える) →Domain(ドメイン) Name(ネーム) Sagasu(探す・案内する) |
| SNMP | ネットワーク機器の監視 | 監視員(「異常はないかー?」と機器を見回る) →Shikkari(しっかり) Net(ネット) Mite(見て) Patrol(パトロール) |
アルファベットの意味とキャラクターの行動をリンクさせることで、試験中にど忘れしても思い出しやすくなります。
POP3・IMAP・SMTPは「メールの受信・送信」の役割で区別する
テクノロジ系のITパスポート用語におけるメールプロトコルは、「送信」か「受信」かで区別します。SMTPは送信、POP3とIMAPは受信に使われますが、それぞれの動作を英語の意味と絡めて覚えます。
| 用語 | 役割 | 覚え方のコツ |
|---|---|---|
| SMTP | 送信・転送 | Send(送る) Mail(メール) To People(人々へ) |
| POP3 | 受信(端末に保存) | Post(ポスト)から手紙を取り出して家(PC)に持ち帰る |
| IMAP | 受信(サーバで閲覧) | I(いつ) M(も) A(あそこで) P(読める) |
「SMTPは送る係、POPとIMAPは受け取る係」と分類し、さらに受信方法の違いをイメージで補強します。
LAN(構内)とWAN(広域)はネットワークの「範囲」の違い
テクノロジ系のITパスポート用語として、LAN(Local Area Network)とWAN(Wide Area Network)はネットワークの「範囲」の違いで覚えます。
LANは家やオフィスの中などの「狭い範囲」、WANは本社と支社を結ぶような「広い範囲」の通信網です。「Lはローカル(地元・狭い)、Wはワイド(世界・広い)」と、テレビ番組のタイトルような感覚でサイズ感を把握しましょう。
5G(第5世代移動通信)の特徴は「高速・多数同時接続・低遅延」
テクノロジ系のITパスポート用語で頻出の5Gは、3つの大きな特徴「高速大容量・多数同時接続・低遅延」をセットで覚えます。
4G(スマホ時代)から何が進化したかを、以下の表のイメージで記憶しましょう。
| 特徴 | 意味 | 覚え方のイメージ |
|---|---|---|
| 高速大容量 | データがすぐに届く (速い) | 映画が2秒でダウンロード完了 |
| 多数同時接続 | たくさんの機器がつながる (多い) | スタジアムで全員がスマホを使ってもサクサク |
| 低遅延 | タイムラグがない (ズレない) | 遠隔手術ロボットがズレなく動く |
「速い!多い!ズレない!」の3拍子で、次世代通信の凄さを記憶に刻み込みます。
AI(人工知能)関連は機械学習とディープラーニングの包含関係を知る
テクノロジ系のITパスポート用語において、AI関連用語は「AI > 機械学習 > ディープラーニング」という包含関係を知ることが重要です。
すべてが並列にあるのではなく、AIという大きな枠組みの中に機械学習があり、そのさらに奥深くにディープラーニングがあるという入れ子構造です。


「AIがお母さん、機械学習が子供、ディープラーニングが孫」という家系図で整理すると、関係性がクリアになります。
IoT(モノのインターネット)は家電やセンサーの事例で覚える
テクノロジ系のITパスポート用語として、IoT(Internet of Things)は「モノのインターネット」と訳されますが、具体的な事例で覚えるのが一番です。
エアコン、冷蔵庫、工場の機械など、あらゆる「モノ」がネットにつながり情報をやり取りします。


「IoTは、モノがお喋りし始める技術」と捉え、外出先からお風呂を沸かすようなシーンを想像してみましょう。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は「ITによる変革」と理解する
テクノロジ系のITパスポート用語のDX(Digital Transformation)は、「D(デジタル)」よりも「X(変革)」に注目すると意味がはっきりします。
単にITツールを導入するのは「IT化」ですが、それを使ってビジネスや生活を劇的に変えるのが「DX」です。
| 用語 | 意味 | 例え(イメージ) |
|---|---|---|
| IT化 | アナログをデジタルにする | 手書きの地図を、地図アプリに変える (便利になるだけ) |
| DX | デジタルで変革する | 地図アプリを使って、タクシー配車サービスを作る (移動の常識が変わる) |
英語圏では「Trans(交差する・越える)」を1文字で「X」と表記します。「Digital(デジタル)で、会社をX(トランスフォーメーション/変革)する!」と覚えましょう。
「Dは道具、Xが目的」と覚えておけば、本質を問う問題にも即答できます。



最近よく聞くDXですが、単なるIT化とは何が違うんですね!



目的が違います。IT化は「便利にする」こと、DXはITで「ビジネスや生活を変革する」ことですよ。
ブロックチェーンは「改ざん困難な分散型台帳」とイメージする
テクノロジ系のITパスポート用語の覚え方として、ブロックチェーンは「改ざん困難な分散型台帳」とイメージしましょう。
取引データをブロックに詰め込み、鎖のように繋いで、みんなで共有して監視する仕組みです。「みんなで見張っている交換日記」だから、後からこっそり書き換えることは絶対にできないと理解すれば、仮想通貨の信頼性の根拠も分かります。
AR(拡張現実)・VR(仮想現実)・MR(複合現実)の違いを体感で覚える
テクノロジ系のITパスポート用語の覚え方で混同しやすいAR・VR・MRは、現実世界がどれくらい見えるかで区別して体感で覚えます。


| 用語 | 意味 | 覚え方のイメージ |
|---|---|---|
| AR(拡張) | 現実にCGを重ねる | ポケモンGO (現実の風景にキャラがいる) |
| MR(複合) | 現実とデジタルが融合 | 近未来のメガネ (空中に浮いた画面を指で操作) |
| VR(仮想) | 完全にデジタルの世界 | ゴーグル没入 (現実が見えないゲーム世界) |
「ARは『ある(現実)』にプラス、VRは『バーチャル』へダイブ」と語呂で特徴を捉えましょう。
データベースの「正規化」はデータの重複をなくして整理すること
テクノロジ系のITパスポート用語として、データベースの「正規化」はデータの重複をなくして整理することだと覚えます。
散らかった部屋を片付けるように、同じデータが何箇所にもある状態を解消し、管理しやすくする作業です。「正規化は、データの断捨離と整頓」とイメージし、無駄を省いてスッキリさせることだと理解しましょう。
SQLはデータベースを操作するための「命令言語」と覚える
テクノロジ系のITパスポート用語として、SQLはデータベースを操作するための「命令言語」と覚えるのがおすすめです。
「SELECT(選べ)」「UPDATE(更新しろ)」など、英語に近い命令文を使ってデータを扱います。「SQLは、データベースへの『S(指令)』を送る『Q(クエスチョン)』な『L(ランゲージ)』」と、データベースと会話するための言葉だと認識しましょう。
【分野別】ITパスポートのセキュリティ系(情報安全)の重要用語一覧と覚え方
ITパスポートのなかでも、セキュリティ系は最も重要度が高い分野の一つです。攻撃手法と防御策をセットにし、具体的なイメージを持って覚えるのが合格への近道です。
以下の項目に分けて具体的な覚え方を紹介します。
- 情報セキュリティの3要素(CIA)は「機密・完全・可用」
- 技術的脅威は「マルウェア」などのグループでまとめて覚える
- DoS/DDoS攻撃は「大量アクセスによる嫌がらせ」とイメージ
- フィッシング詐欺とランサムウェア(身代金)の手口を区別する
- ソーシャルエンジニアリングは「人の心理」をついたアナログな攻撃
- 標的型攻撃は「特定の組織」を狙い撃ちにするメール攻撃
- 共通鍵と公開鍵暗号方式は「鍵の受け渡し」の図で理解する
- デジタル署名は「なりすまし」と「改ざん」を防ぐハンコのようなもの
- バイオメトリクス(生体認証)は指紋・顔・静脈などの身体特徴を使う
- 多要素認証(MFA)は「知識・所有・生体」の2つ以上を組み合わせる
- WAF/IDS/IPSは「設置場所と防御対象」で区別する
- CSIRT(シーサート)は「組織内のセキュリティ消防団」として覚える
ひとつずつ解説します。
情報セキュリティの3要素(CIA)は「機密・完全・可用」
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方として、基本となる「CIA(情報セキュリティの3要素)」は、それぞれの漢字の意味を噛み砕いて覚えます。
CIA(Confidentiality, Integrity, Availability)は、スパイ映画のCIAではなく、以下の3つを守ることです。
| 要素 | 意味・覚え方のイメージ(日記帳) | 頭文字アルファベットの語呂合わせ |
|---|---|---|
| 機密性(Confidentiality) | 許可された人だけが見れる→鍵付きの日記(他人に見られない) | C = シークレット(Secret) →「しーっ!秘密だよ」(見せない) |
| 完全性(Integrity) | 内容が正確で改ざんされていない→書き換えなし(他人に落書きされていない) | I = いじらせない →「データをいじらせない」(変えさせない) |
| 可用性(Availability) | いつでも使える状態にある→いつでも開ける(隠しすぎて自分も読めないのはダメ) | A = あいつでも使える →「アクセス(Access)いつでもOK」(止まらない) |
「秘密で(C)、正確で(I)、いつでも使える(A)」状態が最強のセキュリティです。
技術的脅威は「マルウェア」などのグループでまとめて覚える
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方において、ウイルスやワームなどは個別に覚えず「マルウェア(悪意あるソフト)」というグループで捉えます。


その上で、それぞれの「感染・増殖の仕方」を病気や嘘つきに例えて、以下の表で区別します。
| 種類 | 特徴・仕組み | 覚え方(例え) |
|---|---|---|
| ウイルス | ファイルに寄生して増える | インフルエンザ (人間に感染しないと増えられない) |
| ワーム | 単独でコピーして増殖する | 虫 (勝手にうじゃうじゃ動き回る) |
| トロイの木馬 | 有益なソフトのフリをして潜伏する | プレゼント詐欺 (「いいものだよ」と嘘をついて中に入る) |
DoS/DDoS攻撃は「大量アクセスによる嫌がらせ」とイメージ
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方として、DoS(ドス)攻撃は「大量アクセスによる嫌がらせ」とイメージしましょう。
お店(サーバ)に対して、嫌がらせで大量の電話をかけ続け、本当のお客さんが繋がらないようにする行為です。「DDoS(ディードス)」は、複数のPCを使って集団で攻撃すること。
「DDoSは、Doko(どこ)からともなく集まった集団リンチ」と覚えると、その凶悪さが伝わります。
フィッシング詐欺とランサムウェア(身代金)の手口を区別する
セキュリティ系のITパスポート用語のなかで、フィッシング詐欺とランサムウェアは「目的」が違います。フィッシングは「情報を釣る」、ランサムウェアは「データを人質にする」ことです。
| 用語 | 語源・意味 | 覚え方(手口) |
|---|---|---|
| フィッシング | Fishing(釣り) | 偽メールという「エサ」で、パスワード等の情報を釣り上げる |
| ランサムウェア | Ransom(身代金) | PC内のデータを暗号化して読めなくし(誘拐)、「元に戻してほしければ金を払え」と脅迫する |
ソーシャルエンジニアリングは「人の心理」をついたアナログな攻撃
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方として、ソーシャルエンジニアリングは「PCへのハッキング」ではなく「人間へのハッキング」と理解します。
パスワードをディスプレイに付箋で貼っているのを盗み見たり(ショルダーハッキング)、ゴミ箱から資料を漁ったりするアナログな手法です。
「ソーシャル(社会・人間)の隙を突く、泥臭いスパイ活動」とイメージしましょう。
標的型攻撃は「特定の組織」を狙い撃ちにするメール攻撃
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方で、標的型攻撃は「無差別」ではなく「狙い撃ち」であることがポイントです。
「〇〇株式会社の△△様」といった件名で、関係者を装ってウイルス付きメールを送ってきます。「バラ撒きではなく、スナイパーによる狙撃(ターゲット)」と覚えることで、巧妙で危険な攻撃だと認識できます。
共通鍵と公開鍵暗号方式は「鍵の受け渡し」の図で理解する
セキュリティ系のITパスポート用語で最難関の暗号方式は、家の鍵と南京錠(ポスト)に例えて図解で覚えます。


| 方式 | 鍵の仕組み | 覚え方のイメージ |
|---|---|---|
| 共通鍵 | 暗号化と復号が同じ鍵 | 家の鍵 (合鍵を相手に渡す必要がある。途中で盗まれたら終わり) |
| 公開鍵 | 暗号化と復号が別の鍵 | 南京錠(ポスト) (閉める鍵はみんな持ってるが、開ける鍵は自分しか持っていない。だから安全) |
「共通鍵は『合鍵』、公開鍵は『秘密のポスト』」と覚えれば、どちらが安全で処理が重いかなどの特徴も理解しやすくなります。



鍵が2つある公開鍵暗号方式、仕組みが複雑で混乱します…。



「南京錠」をイメージしてください。誰でも閉められるけど、開けられるのは鍵を持つ本人だけなんです。
デジタル署名は「なりすまし」と「改ざん」を防ぐハンコのようなもの
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方として、デジタル署名は電子上の「ハンコ(印鑑)」や「封蝋(手紙の封)」をイメージします。
ファイルにデジタル署名を付けることで、以下の2点を証明できます。
| 証明できること | 防げる攻撃 | 覚え方のイメージ(役割) |
|---|---|---|
| 本人確認 | なりすまし | ハンコ (確かに私が押しました) |
| 改ざん検知 | 改ざん | 封印・封蝋 (手紙が途中で開けられていない) |
「署名は、ハンコと封印のダブルチェック」と覚えましょう。
バイオメトリクス(生体認証)は指紋・顔・静脈などの身体特徴を使う
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方で、バイオメトリクスは「身体(Bio)」を使った「測定(Metrics)」です。
指紋、顔、静脈、虹彩(目の模様)など、「一生変わらず、他人と違うもの」をパスワード代わりにします。「パスワードは忘れるけど、自分の顔や指は忘れない」というメリットと、「盗まれたら一生変更できない」というリスクをセットで覚えましょう。
多要素認証(MFA)は「知識・所有・生体」の2つ以上を組み合わせる
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方として、多要素認証は「種類の違う鍵を2つ以上使うこと」です。
パスワード(知識)を2つ入力しても多要素認証にはなりません。以下の3種類から組み合わせる必要があります。
| 要素 | 具体例 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 知識情報 | パスワード、暗証番号 | 頭の中にあるもの |
| 所有情報 | スマホ、ICカード | ポケットにあるもの |
| 生体情報 | 指紋、顔 | 身体そのもの |
「頭、ポケット、身体。違う場所から2つ出すのが多要素」と身体を使って覚えます。
WAF/IDS/IPSは「設置場所と防御対象」で区別する
セキュリティ系のITパスポート用語の覚え方で、アルファベット3文字の防御システムは「真ん中の文字」に注目した語呂合わせで区別すると一発で覚えられます。
| 用語 | 正式名称と役割 | 擬人化&語呂合わせ |
|---|---|---|
| WAF | Web Application Firewall (Webサイトを守る) | Web Appli(アプリ)を Fusegu(防ぐ) →Web専用のガードマン |
| IDS | Intrusion Detection System (侵入を検知する) | Detect(検知)=見るDake(だけ) →「泥棒!」と叫ぶ監視カメラ(止めてはくれない) |
| IPS | Intrusion Prevention System (侵入を防止する) | Prevent(防止)=Police(ポリス) →「泥棒!」と捕まえる警備員(止めてくれる) |
「WAFはWeb、IDSは見るDake(だけ)、IPSはPolice(ポリス)」と覚えれば、機能の違いで迷うことはなくなります。
CSIRT(シーサート)は「組織内のセキュリティ消防団」として覚える
セキュリティ系のITパスポート用語の最後は、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を「セキュリティ消防団」と覚えることです。
ウイルス感染や不正アクセスなどの「火事(インシデント)」が起きたときに、すぐに駆けつけて消火活動(対応・復旧)を行う専門チームです。
「C(コンピュータの)S(セキュリティ)で、R(レスキュー)する、T(チーム)」と、レスキュー隊の姿を重ねて記憶しましょう。
【おさらい】ITパスポートで覚えづらい用語一覧とわかりやすい覚え方
ITパスポートで覚えづらい用語を、分野ごとに一覧表にまとめました。試験直前の見直しや、移動中のチェックリストとして活用してください。
| 分野 | 用語 | 意味・概要 | わかりやすい覚え方・語呂合わせ |
|---|---|---|---|
| ストラテジ | 損益計算書の5つの利益 | 売上総利益~当期純利益の順序 | 「うえK前順」 (売上総・営業・経常・税引前・当期純) |
| ストラテジ | SWOT分析 | 強み・弱み・機会・脅威の分析 | 「SWは俺(自社)のこと、OTは周り(市場)のこと」 |
| ストラテジ | PPM | 事業の分類 (花形・金のなる木など) | ・花形=金のかかるエース ・金のなる木=孝行息子 ・問題児=ギャンブラー ・負け犬=窓際族 |
| ストラテジ | 4P / 4C | マーケティング要素 | ・P=Producer(売り手) ・C=Customer(買い手) |
| ストラテジ | M&A | 合併・買収 | Marriage(結婚)のMA =完全に一緒になる |
| ストラテジ | アライアンス | 業務提携 | アくしゅ(握手)のア =協力するだけ |
| ストラテジ | CSR / SDGs | 社会的責任と持続可能な目標 | ・CSRは企業の「姿勢」 ・SDGsは具体的な「ゴール」 |
| ストラテジ | BSC | バランススコアカード (評価手法) | 財務・顧客・業務・学習の4視点 =「金・客・技・育」 |
| ストラテジ | BCP | 事業継続計画 | BusinessをContinue(コンティニュー)するPlan =絶対に止めない計画 |
| ストラテジ | KPI | 重要業績評価指標 (中間目標) | Process(プロセス)のP =途中の目標 |
| ストラテジ | KGI | 重要目標達成指標 (最終目標) | Goal(ゴール)のG =最終ゴール |
| ストラテジ | 知的財産権 | 産業財産権と著作権の違い | ・産業=役所でハンコ(登録必要) ・著作=生まれたまま(登録不要) |
| ストラテジ | コンプライアンス | 法令遵守 | ルールを「守る」こと |
| ストラテジ | コーポレートガバナンス | 企業統治 | 経営者を「見張る」こと |
| ストラテジ | JAN / QR / RFID | 読み取りコードの種類 | ・JAN=横線 ・QR=四角 ・RFID=電波でピッ |
| マネジメント | システム開発プロセス | 要件定義~運用の流れ | 家づくり (希望→図面→建築→確認→住む) |
| マネジメント | ウォーターフォール | 工程を順番に終わらせる開発手法 | 滝=下から上には戻れない (後戻りしない) |
| マネジメント | アジャイル | 短期間で修正を繰り返す開発手法 | 俊敏(Agile)な忍者 =変化に素早く動く |
| マネジメント | DevOps | 開発と運用の連携 | デブ(Dev)とオプス(Ops)が手を取り合って仲直り |
| マネジメント | PMBOK (QCD) | プロジェクト管理の基本 | 安く(Cost)、早く(Delivery)、うまく(Quality)作る |
| マネジメント | WBS | 作業分解構成図 | Work(作業)をBreakdown(分解)するStructure(図) |
| マネジメント | ガントチャート | スケジュール管理図 | ガーンと横に伸びる棒 (いつやるかが分かる) |
| マネジメント | アローダイアグラム | 作業順序の図 | あっちコッチへ向かう矢印 (順序が分かる) |
| マネジメント | SLA | サービスレベル合意書 | ServiceのLevelをAgreement (握手・約束)する |
| マネジメント | SLM | サービスレベル管理 | SLA(書類)を守るためのManagement(活動) |
| マネジメント | ITIL | IT運用の成功事例集 | IT運用の「愛(I)ある知(T)恵(IL)」の結晶 |
| マネジメント | システム監査 | システムのリスク評価 | 身内ではなく「厳しい他人(独立した第三者)」の目 |
| マネジメント | 内部統制 | 社内ルールの整備 | 会社の中(内部)をコントロール(統制)する自治活動 |
| マネジメント | サービスデスク | 問い合わせ窓口 | 困ったらここへ!ワンストップのスポック(単一窓口) |
| テクノロジ | SaaS | ソフトまで提供 | Subete(全て)お任せ =レストラン |
| テクノロジ | PaaS | OSなどの土台まで提供 | Place(場所)とPot(鍋) =キッチンレンタル |
| テクノロジ | IaaS | インフラ(通信・サーバ)のみ提供 | Ibasho(居場所)だけ =BBQ場 |
| テクノロジ | OSS | オープンソースソフトウェア | 秘伝のタレ(ソースコード)のレシピが公開された料理 |
| テクノロジ | DHCP | IPアドレス自動割当 | IP配りおじさん →Douzo(どうぞ) Hai(はい) Core(これ) Pass(IPパス) |
| テクノロジ | DNS | ドメインとIPの変換 | 住所案内人 →Domain(ドメイン) Name(ネーム) Sagasu(探す・案内する) |
| テクノロジ | SNMP | ネットワーク機器監視 | 監視員 →Shikkari(しっかり) Net(ネット) Mite(見て) Patrol(パトロール) |
| テクノロジ | SMTP | メールの送信・転送 | Send(送る) Mail(メール) To People(人々へ) |
| テクノロジ | POP3 | メールの受信 (DL) | Post(ポスト)から手紙を取り出して家(PC)に持ち帰る |
| テクノロジ | IMAP | メールの受信 (閲覧) | I(いつ)M(も)A(あそこで)P(読める) |
| テクノロジ | LAN / WAN | ネットワークの範囲 | ・L=ローカル(狭い) ・W=ワイド(広い) |
| テクノロジ | 5G | 第5世代移動通信システム | 「速い(高速)・多い(多数接続)・ズレない(低遅延)」 |
| テクノロジ | AIの包含関係 | AI・機械学習・深層学習の関係 | AI(母)> 機械学習(子)> ディープラーニング(孫) |
| テクノロジ | IoT | モノのインターネット | モノがお喋りし始める技術(エアコン操作など) |
| テクノロジ | DX | デジタルトランスフォーメーション | Digital(デジタル)で、会社をX(トランスフォーメーション/変革)する |
| テクノロジ | ブロックチェーン | 分散型台帳技術 | みんなで見張っている交換日記(改ざんできない) |
| テクノロジ | AR / VR / MR | 現実・仮想技術の違い | AR=「ある(現実)」 VR=バーチャルへダイブ MR=現実とバーチャルの融合 |
| テクノロジ | 正規化 | データの整理 | データの断捨離・整頓(重複をなくす) |
| テクノロジ | SQL | データベース操作言語 | S(指令)を送るQ(クエスチョン)なL(ランゲージ) |
| セキュリティ | CIA | 情報セキュリティ3要素 | C=シークレット(機密性) I=いじらせない(完全性) A=あいつでも(可用性) |
| セキュリティ | マルウェア | 悪意あるソフトの総称 | ウイルス(寄生) ワーム(虫・単独) トロイの木馬(嘘つき・潜伏) |
| セキュリティ | DoS / DDoS | 大量アクセス攻撃 | DDoS=Doko(どこ)からともなく集まった集団リンチ |
| セキュリティ | フィッシング | 偽サイト誘導詐欺 | 偽メール(エサ)で情報を釣り上げる(Fishing) |
| セキュリティ | ランサムウェア | 身代金要求ウイルス | Ransom(身代金) =データを人質に取る誘拐 |
| セキュリティ | ソーシャルエンジニアリング | アナログな盗み | PCではなく「人間」へのハッキング(盗み見など) |
| セキュリティ | 標的型攻撃 | 特定組織への攻撃 | バラ撒きではなくスナイパー(ターゲット)による狙撃 |
| セキュリティ | 共通鍵 / 公開鍵 | 暗号化方式 | 共通=家の鍵(合鍵) 公開=南京錠(ポスト) |
| セキュリティ | デジタル署名 | 本人確認と改ざん検知 | ハンコ(本人確認)と封印(改ざん検知)のセット |
| セキュリティ | バイオメトリクス | 生体認証 | 身体で測定。忘れないけど変えられない。 |
| セキュリティ | 多要素認証(MFA) | 2つ以上の要素での認証 | 頭(知識)・ポケット(所有)・身体(生体)から2つ |
| セキュリティ | WAF | Webサイトの防御 | Web Appli Fusegu(防ぐ) →お店の用心棒(Web専用ガードマン) |
| セキュリティ | IDS | 侵入検知 | Detect(検知)=見るDake(だけ) →「泥棒!」と叫ぶ監視カメラ |
| セキュリティ | IPS | 侵入防止 | Prevent(防止)=Police(ポリス) →「泥棒!」と捕まえる警備員(止めてくれる) |
| セキュリティ | CSIRT | インシデント対応チーム | 組織内のセキュリティ消防団(火消し役) →C(コンピュータの)S(セキュリティ)で、R(レスキュー)する、T(チーム) |
無料で使える!ITパスポート用語の暗記に役立つツール・アプリ
ITパスポートは、高額なスクールに通わなくても、無料で優秀なツールを使いこなせば独学で十分に合格可能です。
ここでは、学習効率を劇的に上げる「三種の神器」とも言えるツールと活用法を紹介します。
自分に合ったツールを見つけて、学習を加速させましょう。
「ITパスポート過去問道場」は必須の神サイト
ITパスポート受験生の間で「これを使わずに合格するのは難しい」と言われるほどの神サイトが「ITパスポート過去問道場」です。
大量の過去問が無料で解けるだけでなく、解説が非常に詳しいため、もはや「動く教科書」と言えます。
| 特徴 | 暗記への活用法 |
|---|---|
| 分野別出題 | 苦手な「ストラテジ系」だけを集中的に解く |
| アカウント連携 | 間違えた問題だけを記録し、翌日に復習する |
| 詳しい解説 | 正解以外の選択肢の用語もチェックし、周辺知識を広げる |
単にマルバツをつけるだけでなく、解説に載っている用語の意味まで読み込むことが、最も効率的な暗記術です。
非常に優秀な学習サイトですが、参考書を使わずに「過去問道場だけ」に頼り切っても合格できるのかや、リスクを避ける使い方について以下の記事で詳しく解説しています。
▶ ITパスポートは「過去問道場」だけの一点張りは危険?道場のみ学習のメリットと注意点



過去問道場は解説がとても丁寧です。正解だけでなく、不正解の選択肢も確認すると力がつきますよ。必ず活用しましょう!
スマホアプリを活用してスキマ時間にゲーム感覚で学ぶ
ITパスポートの勉強で机に向かう時間がないときは、スマホアプリを活用してスキマ時間にゲーム感覚で学びましょう。
「ITパスポート 全問解説」などの無料アプリが多くリリースされています。アプリ学習の最大のメリットは、起動の速さと反復のしやすさです。わずかな時間でも積み重ねれば大きな力になります。
| スキマ時間 | アクション(学習内容) | 狙い・効果 |
|---|---|---|
| トイレの1分 | 1問だけ解く | 勉強のハードルを極限まで下げて習慣化する |
| 電車待ちの3分 | 用語クイズを5問解く | 手持ち無沙汰な時間を有効活用する |
| 寝る前の5分 | 間違えた問題リストを見直す | 睡眠直前の記憶定着効果(レミニセンス)を狙う |
「勉強するぞ」と意気込まず、スマホゲームのデイリーミッションをこなすような感覚で、毎日少しずつ用語に触れる習慣をつけましょう。
用語集PDFや暗記カードを自作またはダウンロードする
ITパスポートは自分の手やデジタルツールを使って、用語集PDFや暗記カードを自作またはダウンロードするのも効果的です。
特に、IPA(情報処理推進機構)が公式サイトで公開している「シラバス(出題範囲)」のPDFは、最新の用語(AI関連など)を知るための一次情報源として重要です。
「Anki」などの単語帳アプリや、紙の単語カードを使う場合は、以下の書き方がおすすめです。
| カードの面 | 書く内容 | 具体例 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 表面 | 覚えたい用語 | SCM | シンプルに用語だけを書く |
| 裏面 | 一言イメージ | S=供給の鎖 モノの流れ管理 | 長い解説は書かず、キーワードや語呂だけを書く |
長々と説明を書かず、これまで紹介したような「語呂合わせ」や「一言イメージ」だけを書くのが、瞬時に記憶を引き出す訓練になります。
聞き流しできる音声教材を通勤・通学中に利用する
ITパスポートを勉強する際に、満員電車や家事の最中など目や手が使えない時間は、聞き流しできる音声教材を通勤・通学中に利用しましょう。
YouTubeには「ITパスポート用語 聞き流し」といった動画が多数アップされています。耳からの学習(オーディオブック的学習)は、リズムで覚える語呂合わせと相性が抜群です。
「コンプラは守る、ガバナンスは見張る…」といったフレーズを音楽のように何度も聞くことで、無意識のうちに脳に刷り込まれていきます。
画面を見なくても理解できる動画を選び、移動時間を「暗記タイム」に変えてしまいましょう。
ITパスポートに落ちないための学習計画と時間の目安
ITパスポートは「一夜漬け」で受かるほど甘くはありませんが、正しい計画を立てれば短期間で確実に合格できる試験です。
合格への最短ルートとなる3つの手順を解説します。
順に見ていきましょう。
手順①IT初心者は約100時間(1ヶ月~3ヶ月)の勉強時間を確保する
ITパスポートに落ちないための学習計画として、まずは自分の知識レベルに合わせた勉強時間を確保しましょう。
一般的に、IT未経験者の場合「100時間」が合格ラインへの目安と言われています。
| あなたのレベル | 必要な勉強時間の目安 | 1日2時間勉強した場合の期間 |
|---|---|---|
| IT未経験者(学生・文系社会人など) | 約100~150時間 | 約2ヶ月~3ヶ月 |
| 多少知識あり(日常的にPCを使う社会人) | 約50~80時間 | 約1ヶ月~1.5ヶ月 |
| 情報系専攻・IT職(基本知識がある人) | 約10~30時間 | 約1週間~2週間 |
「1日30分で合格!」といった甘い言葉を鵜呑みにせず、未経験であれば「100時間(1日2時間を2ヶ月)」という現実的なバジェット(予算)を組むことが、挫折しないための第一歩です。



期間を決めて集中するのが合格のコツです。ダラダラ続けず、短期集中で計画を立てましょう。
手順②最初の1週間で参考書を通読し全体像を把握する
ITパスポート学習のスタートダッシュ期間として、最初の1週間で参考書をサラッと通読し、試験範囲の全体像を把握することです。
最初から完璧に覚えようとすると、最初の「ストラテジ系(経営)」で挫折してしまいます。
| 時期 | やること | 意識するポイント |
|---|---|---|
| 最初の1週間 | 参考書の「読み流し」 | 「雑誌」を読むようにパラパラと。細かい用語は覚えなくてOK。 |
| 狙い | メンタルブロックの解除 | 「見たことある言葉だ」という状態を作り、アレルギー反応をなくす。 |
「暗記は後回し、まずは挨拶周り」くらいの軽い気持ちで、どんな分野があるのかを一周見て回るのがコツです。
手順③用語暗記と過去問演習を並行して行いアウトプット重視にする
ITパスポート学習の次の手順では、テキストを読む(インプット)だけでなく、問題を解く(アウトプット)を並行して行います。
脳は「思い出したとき」に記憶を定着させるため、「インプット3:アウトプット7」の黄金比率を意識しましょう。
| 勉強法 | 具体的なアクション | 判定 |
|---|---|---|
| ダメな勉強法 | テキストを全部覚えてから、最後に過去問を解く | × 危険(最初の方を忘れている) |
| 合格する勉強法 | テキストで1章読んだら、その直後にその分野の過去問を解く | ◎ 推奨(記憶が新鮮なうちに定着させる) |
「読んだら解く!読んだら解く!」を繰り返し、間違えた用語だけをテキストで確認する「千本ノック」スタイルが最強の学習法です。
ITパスポートに合格するための注意点
ITパスポート学習が進んでくると油断が生じます。ここでは、多くの受験生が陥りがちな「不合格パターン」を回避するための注意点を2つ挙げます。
詳しく解説します。
注意点①「過去問道場の合格ライン」だけで安心せず用語の意味を問う
ITパスポートに合格するための注意点として、「過去問道場で正解率80%」でも落ちる人がいることを知っておきましょう。
「問題文と答えの場所を覚えてしまっている(答えの丸暗記)」をしている場合、過去問で高得点を取っていても本番で合格できないケースは多いです。
| 状態 | 思考パターン | 合否への影響 |
|---|---|---|
| 丸暗記タイプ | 「この問題の答えは『ウ』だったな」 | × 危険(聞き方を変えられると解けない) |
| 理解タイプ | 「『ア』と『イ』は違う用語の説明だから、消去法で『ウ』が正解」 | ◎ 安全(どんな問題でも対応可能) |
「正解を選ぶ」ことよりも、「不正解の選択肢がなぜ違うのか説明できるか」を自分に問いかけることが、本番で通用する力を養いましょう。



答えの場所ではなく「なぜその答えになるか」を理解することが大切です。解説を読み込みましょう。
注意点②試験直前は「シラバス6.0」などの新語・新傾向を確認する
ITパスポートに合格するための注意点2つ目は、試験直前に「シラバス(出題範囲)」の変更や新語を確認しておくことです。
ITの世界はドッグイヤー(犬の1年は人間の7年)と言われるほど変化が速く、古い参考書には載っていない「生成AI」や「ステルスマーケティング」などの新語が頻出します。
| 確認すべきこと | 具体例 | 対策アクション |
|---|---|---|
| 最新技術 | 生成AI、プロンプトエンジニアリング | ニュースサイトで概要を掴む |
| 法改正・新制度 | インボイス制度、改正個人情報保護法 | 過去問道場の「シラバス6.x系」の新問を解く |
「古い地図で旅をしない」ことが大切です。試験の1週間前には、必ず最新の傾向をネットやアプリでチェックして、知識をアップデートしておきましょう。
新語のチェック以外にも、試験直前の限られた時間で点数を底上げする方法は残されています。最後まで諦めずに合格率を高めるための「直前対策」は以下の記事にまとめています。
▶ まだ間に合う!ITパスポート試験直前の「悪あがき」で合格率を高める最終調整術
ITパスポートの独学暗記に限界を感じたら通信講座の活用がおすすめ
ITパスポートの独学での暗記に行き詰まったり、テキストを開くのが苦痛になったりした場合は、無理せず「通信講座」というプロの手を借りるのも賢い選択です。
どうしても一発合格したい場合などは、積極的な活用をおすすめします。時間を買う感覚で、効率的に合格を目指しましょう。
ここでは、通信講座がおすすめの理由3選を以下の項目に分けて紹介します。
ひとつずつ解説します。
独学が厳しいなら通信講座の「映像講義」で理解を早める
ITパスポートの独学暗記に限界を感じたとき、通信講座の「映像講義」は強力な助っ人になります。難しいテキストを読み解く苦労をスキップし、テレビを見る感覚で受動的に知識をインプットできるからです。
| 学習スタイル | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| 独学(テキスト) | 自分のペースで読む | 活字が好き・読解力がある人 |
| 通信講座(映像) | 目と耳で理解する | 活字が苦手・早く全体像を掴みたい人 |
「テキストだと5分で眠くなる内容も、動画ならスルスル頭に入る」という現象はよくあります。動画は「倍速再生」を活用すれば、復習の時短にもなり一石二鳥です。



独学に行き詰まったら、プロに頼るのも賢い選択です。時間を有効に使って、効率よく合格を目指しましょう。
質問機能がある講座なら分からない用語をすぐに解消できる
ITパスポート独学の最大の壁は「分からないことを誰にも聞けない」ことです。ネットで検索しても専門的すぎて理解できず、結局その分野を捨ててしまう…という失敗を防げます。
質問機能がある講座は、いわば「24時間待機している家庭教師」がいるようなものです。「『わからない』を『なるほど!』に変えるスピード」が段違いなので、挫折率がぐっと下がります。
モチベーション維持が難しい人はカリキュラムに沿って学習する
ITパスポートの勉強で「今日は疲れたから明日でいいや」という甘えを断ち切るには、通信講座のカリキュラムがペースメーカーとして役立ちます。
「この日までにここまでやる」というレールが敷かれているため、迷わずに走り続けられます。
| 学習スタイル | イメージ(例え) | 継続のしやすさ |
|---|---|---|
| 独学 | 地図なしでソロ登山 | 道に迷いやすく、「もう帰ろうかな」と挫折しやすい |
| 通信講座 | ガイド付きツアー登山 | 正しいルートが決まっていて安心、ペース配分もお任せ |
「学習進捗バー」が伸びていくのが目に見えると、ゲームのレベル上げのような達成感が得られ、最後まで走り切る原動力になります。
ITパスポートの独学が不安なら最短合格を目指せる通信講座を活用しよう
ITパスポート合格に向けて「どうしても独学だとサボってしまう」「専門用語が難しすぎて眠くなる」という人は、無理に独学にこだわらず通信講座を活用しましょう。
お金はかかりますが、それは「合格までの時間を短縮するチケット」を買うようなものです。ここでは、特に人気があり特徴がはっきりしている3つの講座を紹介します。
それぞれの「強み」を比較して、自分に合うものを選びましょう。
スタディング|スマホ完結の学習スタイルと圧倒的な低価格


出典:studying.jp
| 受講形式 | 完全オンライン形式(スマホ・PC・タブレット) ※冊子テキストはオプション(別売り)の場合が多い |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | 中小企業診断士、税理士、司法書士、FP、簿記、宅建士、ITパスポート など |
| サポート体制 | ・AI検索機能「AIマスター先生」による即時疑問解決 ・学習仲間機能(SNS)によるモチベーション維持 ・学習フロー機能による進捗ガイド |
| 費用 | 簿記3級合格コース:3,850円~ 中小企業診断士 1次2次合格コース:約50,000円~70,000円(時期・キャンペーンにより変動) |
| 特徴 | ・業界最安値水準の受講料 ・スキマ時間活用に特化したカリキュラム構成 ・AIを活用した効率的な復習・学習サポート機能 |
ITパスポート通信講座のおすすめ1つ目は、スタディングです。スタディングは、スマホひとつで講義動画の視聴から問題演習まで完結できるのが最大の特徴です。
重たいテキストを持ち歩く必要がないため、通勤電車や昼休みなどのスキマ時間を有効活用して、効率よく用語を覚えられます。
業界最安値級の低価格で受講できるため、費用を抑えて合格を目指したい学生や、忙しい社会人に特におすすめです。
\ 15%OFFクーポン配布中/
ユーキャン|初心者でも挫折しにくいフルカラー教材と添削指導


出典:u-can.co.jp
| 受講形式 | テキスト教材中心(+Web学習機能「学びオンライン プラス」) |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | 医療事務、調剤薬局事務、保育士、実用ボールペン字、食生活アドバイザー、FP、宅建士 など |
| サポート体制 | ・講師による手書き添削指導(一部講座除く) ・メールや郵送による質問回答サービス(1日3問まで等の制限あり) ・受講生専用サイトでのスケジュール管理・Webテスト |
| 費用 | 医療事務講座:49,000円 実用ボールペン字講座:31,680円 FP講座:64,000円 |
| 特徴 | ・初学者でも挫折しにくい、図解の多いわかりやすいテキスト ・趣味から実用スキルまで、幅広い講座ラインナップ ・送料負担なし、分割払い対応など始めやすい料金体系 |
ITパスポート通信講座のおすすめ2つ目は、ユーキャンです。ユーキャンの講座は、IT初心者でも理解しやすいように工夫されたフルカラーテキストが魅力です。
イラストや図解が豊富に使われているため、難しい専門用語もイメージで直感的に理解できます。添削課題などのサポート体制も整っており、独学のような孤独感を感じずに学習を進められます。
基礎からじっくり学びたい人や、紙のテキストに書き込んで勉強したい人におすすめです。
ヒューマンアカデミー|効率的な映像講義と手厚い合格サポート


| 受講形式 | オンライン(eラーニング)+テキスト教材(+DVD等のメディア教材) |
|---|---|
| 取得できる主な資格 | ネイリスト検定、ジェルネイル検定、トリマー、医療事務、メンタルケア心理士、Webデザイン など |
| サポート体制 | ・受講期間中は質問回数無制限(プロ講師が回答) ・無料の受講期間延長制度あり(条件あり) ・就職・転職サポート(カウンセリングや求人紹介) |
| 費用 | 医療事務講座(eラーニングコース):47,300円 ネイリスト・ジェルネイル検定トータルコース:約200,000円~300,000円(コースにより変動) 保育士【完全合格】総合講座:59,000円 |
| 特徴 | ・ネイルやペットなど、実技・実践系スキルの講座が充実 ・資格取得後の就職・転職サポートが手厚い ・未経験からプロを目指すための本格的なカリキュラム |
ITパスポート通信講座のおすすめ3つ目は、ヒューマンアカデミーです。ヒューマンアカデミーは、プロ講師による分かりやすい映像講義と、徹底した学習サポートが特徴です。
分からない用語や問題があれば、専門の講師に質問して疑問を解消できるため、消化不良のまま進むことがありません。
試験対策だけでなく、実務で役立つ知識も身につけたい人や、手厚いサポートを受けて確実に一発合格を目指したい人におすすめです。
ITパスポート用語の覚え方に関するよくある質問(FAQ)
ITパスポートの用語暗記に関して、多くの受験生が抱く疑問にQ&A形式でお答えします。モヤモヤした疑問を解消して、スッキリした状態で学習に取り組みましょう。
ITパスポート用語の語呂合わせでおすすめはある?
ITパスポート用語の効果抜群の語呂合わせがいくつか存在します。特に、以下の3つは試験によく出る上に忘れやすいため、語呂合わせで覚えてしまうのが鉄則です。
| 分野 | 語呂合わせ | 意味・覚える内容 |
|---|---|---|
| 会計 | うえK前順 | 損益計算書の5つの利益の順番 (売上総・営業・経常・税引前・当期純) |
| ネット | Sは全て、Pは場所、Iは居場所 | クラウド(SaaS・PaaS・IaaS)の提供範囲 (ソフトまで・OSまで・ハードだけ) |
| 法務 | 産業はハンコ、著作は生まれたまま | 権利の発生要件 (産業財産権は登録が必要、著作権は不要) |
これ以外にも、自分で面白いストーリーを作って覚えるのも記憶に残りやすくおすすめです。
ITパスポートの略語(アルファベット)が覚えられない時は?
ITパスポートのアルファベット3文字・4文字の略語(SLA, BCP, AIなど)が覚えられない原因は、文字の羅列として丸暗記しようとしているからです。
必ず「元の英語」の意味を知り、その頭文字であることを理解しましょう。
| 略語 | 元の英語と意味 | 覚え方のコツ |
|---|---|---|
| BCP | Business Continuity Plan | ビジネスをコンティニュー(続ける)プラン |
| CRM | Customer Relationship Management | カスタマー(顧客)とのリレーション(関係)を管理 |
| KGI | Key Goal Indicator | 最後のゴール(Goal) |
「Cはカスタマーのことだな」「Gはゴールのことだな」と推測できるようになれば、完全に覚えていなくても正解を選べるようになります。
ITパスポートの用語数は全部でいくつある?
ITパスポート試験の主催団体であるIPAが公開している「シラバス(出題範囲)」に含まれる用語は数千語レベルになりますが、試験合格に必要な重要用語は約600~800語程度と言われています。
「広辞苑を全部覚える」必要はありません。「試験によく出る重要単語」に絞って学習すれば、決して無理な量ではありません。
まずは頻出の300語(ABC略語や重要キーワード)を完璧にすることを目標にしましょう。
ITパスポートの暗記は一夜漬けでもなんとかなる?
ITパスポートに、IT未経験者が完全な一夜漬けで合格するのは極めて困難(ほぼ無理)です。
ITパスポートの合格率は約50%であり、2人に1人は落ちる試験です。用語を知らないと問題文の意味すら分からないため、勘で答えることになります。
| 属性 | 一夜漬けの可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| IT未経験者 | × ほぼ不可能 | 用語の意味が宇宙語に見えて解けない。 |
| 情報系学生 | △ ワンチャンあり | 基礎知識があれば、用語の確認だけでいけるかも。 |
| ITエンジニア | ○ 余裕 | マネジメント系・ストラテジ系の用語だけ詰め込めばOK。 |
未経験の場合は、最低でも2週間~1ヶ月の準備期間を設けることを強くおすすめします。
ITパスポートは暗記ゲーなの?
かつてはITパスポートは「用語を知っていれば受かる暗記ゲー」と言われていましたが、近年は「読解力も必要な試験」に変化しています。
単に「CRMとは?」と問う問題は減り、「A社では顧客満足度向上のために〇〇を行っている。このシステムは何か?」といった長文の事例問題が増えているからです。
- レベル1(暗記):用語の意味を知っている
- レベル2(理解):具体的な場面でどう使われるか分かる
「用語を覚える(武器を手に入れる)」ことは前提ですが、「それをどう使うか(文章を読む力)」も問われるため、過去問演習による実践トレーニングが不可欠です。
確かに「暗記要素」は強い試験ですが、やみくもに覚えるだけでは非効率です。暗記中心の学習スタイルで合格を勝ち取るための具体的な戦略と、陥りやすい注意点を以下の記事にまとめています。
まとめ
ITパスポートの用語覚え方のまとめは以下のとおりです。
- 3文字略語は「元の英語の意味」を知れば怖くない
- 「語呂合わせ」や「擬人化イメージ」を使って右脳で覚える
- インプット(読む)よりもアウトプット(解く)を重視する
- 無料の過去問サイトやアプリを活用してスキマ時間に反復する
- 独学に限界を感じたら、通信講座で時間を買うのも賢い選択
ITパスポートの用語は一見難しそうに見えますが、意味を理解し、正しい覚え方を実践すれば必ず定着します。まずは今日から、今回紹介した「語呂合わせ」や「イメージ暗記」を一つでも取り入れてみてください。



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